三重ブランド

三重県では 「自然を活かす技術(人と自然の力)」 をコア・コンセプトに、5つの認定基準に適合すると認められた本物づくりとこれに携わる人々を「三重ブランド」として認定しています。
・来県される場合は、「新しい旅のエチケット」を十分に御理解いただき、体調管理をしっかりした上で、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策を徹底していただくようお願いします。
伊賀焼
◎伊賀焼・・・
伊賀地域(主に島ヶ原地域)で採取される「伊賀陶土」を使用し、伝統的な技術、技法を活用して、伊賀市、名張市で生産される陶器を「伊賀焼」と称しています。
伊賀焼は、16世紀後期の築窯が確認され、茶道が興隆した室町末から桃山時代の茶人達は「歪みたるもの」・「へうけもの」の美を伊賀焼に求め、茶陶窯としての伊賀焼は、「水差、花生は伊賀に優る物なし」と日本の至宝として高い評価を受けるが、江戸期に入り、茶道の動向と作風変化に対応することが出来ず伊賀焼の窯煙は一旦途絶えます。
その後、江戸中期に復興し、行平鍋、土鍋、土瓶等の耐熱厨房食器や日用雑器を焼く産地へと変貌し、明治・大正・昭和の時代から現代に至るまで、「伊賀陶土」の特性を生かした耐熱食器の産地として、その伝統は受け継がれ続いています。
伊賀牛
◎伊賀牛・・・
伊賀地域は年平均気温が約14℃と県内でも低く、また盆地特有の寒暖差のある気候が暑さに弱い牛の肥育に向いており、肉質の良い牛肉ができると言われています。
歴史を紐解くと、1310年の「国牛十図」に伊賀牛のことが記載されているほか、「伊賀忍者」は、戦時食として伊賀肉の「干肉」を食して体力づくりをしていたと伝えられ、この干肉こそ伊賀肉の元祖とされています。
「肉の横綱」とも言われる伊賀牛は鮮やかな肉色、芳醇な香りとコク、とろけるような柔らかさが特徴となっています。