取材レポート

三重県の潜水橋特集 意外と近くに在る秘境?絶景の潜水橋を楽しもう!この暑い夏を快適に過ごす為の「涼」をお届けします!【後編】

掲載日:2021.10.01

皆さんは潜水橋(せんすいきょう)というものをご存知ですか?三重県内では沈み橋(しずみばし)や潜り橋(もぐりばし)、沈下橋(ちんかばし)とも呼ばれています。以前の記事で「朝明川の洗い越し」を紹介した際に色々と調べる中でその魅力を知り、拙僧自身がとても気になったので各地を探索して来ました!(笑)

記事作成:MAMMY(マミー) #みえ旅カメラ部
僧侶と写真家、二足の草鞋を履く僧侶フォトグラファー

鈴鹿市在住 カメラ歴:Nikon一筋13年
今回の取材では、最近購入したKEENのサンダルが大活躍しました!(笑)
 
最近は雨予報が続きますが、お日様が顔を出すとまだまだ暑いですね。(汗)お待たせしましたっ!そんな暑さも吹き飛ばす三重県の潜水橋特集【前編】に引き続き、まだご紹介出来ていない潜水橋をご紹介します。「前編見てないや…。」「潜水橋って何?」って方は前編も併せてご覧下さい。
 

この橋が見える道を今まで車で何回も通っていたのに、これまでその存在に全く気付きませんでした…。

茂みの間を進むと見えてきました。「…細いっ!(笑)」人ひとり通るのがやっとなくらいの幅で、歩くとかなり揺れました。

しっかりとワイヤーで繋がれた流れ橋タイプですね。このサイズの橋桁なら流れてしまっても一人で直せそうです。

川は浅いですが、大きめの石がゴロゴロしているので歩き辛かったです。周りに緑が多いのと、時折吹く冷んやりとした風が気持ち良かったです。


波篭(はこ)流れ橋(津市)

道路から降りるとこのような茂みのトンネルを潜って進みます。

此方の流れ橋タイプですが、先程の橋より橋桁は広いです。木製の橋桁はやっぱり揺れますね。拙僧はそちらの方が楽しいですけどね。(笑)

これだけたくさんの緑に囲まれているので道路からは橋が見えません。見つけるのは苦労しますが、そのぶん人工物の無い自然いっぱいの写真が撮れますよ。此方の川も浅めで大きな石がゴロゴロしていました。

今回の取材の中でトップクラスにテンションが上がった一枚がこちら!流れ橋の奥に鉄道橋が有るので通らないかなあと思っていたらタイミング良く来てくれました。次回はまた違うアングルで撮りに来ようと思ってます。


奥津(おきつ)流れ橋(津市)

此方は川の流れが穏やかで、水の綺麗さが際立ちます。視界一杯に広がる緑がたまりませんね。

地域差かもしれませんが、前回と異なりここまで全て木製の橋桁です。やはり林業が盛んな美杉周辺だからでしょうか。

流れが穏やか過ぎて一見すると池の様にも見えますね。拙僧は持っていないですが、撮影時にフィルターを使用すればリフレクションを楽しめそうですし、逆に反射を抑えれば川底が鮮明に見えて一興です。

流れ橋付近の水深は膝くらいで、上流は砂が多くて歩き易かったです。一方、下流側は苔が付着した石が多く、何回も滑りかけました。手ぶらだと転けても気持ち良いかもしれませんが、大切なカメラを持っているのでかなり焦りました…。(笑)


蓮川 森の沈み橋(松阪市)

此方は久々のコンクリート製の橋桁ですね。橋の長さも短く、橋柱では無く石垣が積まれているようです。

他所にも在りましたが、橋の近くに設置されている看板もご紹介。本当に川だけでなく自然の脅威を甘く見てはいけません。こういった情報や知識をしっかり確認して、少しでも異変を感じたり、危険を感じたら直ぐに安全な場所まで避難して下さい。

道路から橋までのアプローチ。ここは反対側からの方が正解だったかも…。

水は綺麗ですが流れも速く、水深も深い様なのでここは中洲からの撮影に留めました。


櫛田川 香肌(かはだ)沈み橋(松阪市)

此方は国道166号から見下ろす形になります。見た瞬間、川の綺麗さに思わず声が出ました。(笑)手前の茂みが凄過ぎて降りれそうにないので反対側に渡る事にしました。橋の左側には以前の橋の跡がありますね。

こちら側はそれなりに人が通るのか、草が生い茂ってはいますが通り易かったです。

見てください、この透明度を!本当に綺麗です。

橋の下は深くなっていて、綺麗な青緑色が深くなるほど色濃くなっています。


七日市(なのかいち)沈み橋(松阪市)

此方は近くの橋から撮影しましたが、橋桁が途切れていますね…。(涙)これほど橋桁も高いのに増水時には潜水して流されてしまうんですね…。

橋が途切れているくらいなのでアプローチは荒れていると思ったのですが、それ程でもなかったです。

ここも結構な深さが有りそうで青緑色が濃いです。直ぐ横にある砂地の所まで行けると良かったのですが簡単には行けそうにありませんでした。


粟野(あわの)沈み橋(松阪市)

水深は深過ぎず流れも穏やか、川幅も広くて此方も絶景ですね。

此方の橋は、「平松沈み橋」との表記も有りました。今でもしっかりと使われている様で、地元の方が軽トラで渡っていました。

橋の近くに砂地もあって遊ぶのに良さそうですが、アプローチが発見できず…。(涙)


赤桶(あかおけ)沈み橋(松阪市)

 

此方もすぐ横に架かる橋から撮影しましたが、今回初めて人が遊んでいるところに遭遇しました!(笑)

高さのある橋桁から若い子達が飛び込んで遊んでいました。後で同じ場所から覗き込んで見ましたが、臆病な拙僧が飛び込むには随分と時間がかかりそうです…。更に上流の方でも小さい子がお母さんと一緒に遊んでいました。よく見ると橋桁の上流側の尖った部分には鉄板の様なもので補強されていました。

此方は橋のすぐ横から安全に降りる事が出来ました。膝くらいまで入って撮影しながら、拙僧にはこれ位の川遊びで充分だと思いました。(笑)


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宮前(みやまえ)沈み橋(松阪市)

今回初めての川への案内看板を発見!(笑)周りが茂みに覆われていて、遠目にみると見つけづらかったので、この看板のお陰で助かりました。

橋の奥には発電所?が有り、立ち入り禁止になっていました。橋を渡ってすぐの階段や川のトンネルの存在が相俟ってまるで遺跡の様な、他とは違う雰囲気の漂うスポットでした。

どこからでも簡単に川へ降りる事が出来て、水深も上流側は深いものの、下流側は浅くて楽しく遊べそうでした。


有間野(ありまの)沈み橋(松阪市)

橋の上から見下ろした風景。奥の方に橋が見えますが、どうしても手前の川の広さと綺麗さに目が行っちゃいますよね!(笑)

ここのアプローチはこれまでで一番キツかったかも…。そこまで距離は無いのですが笹が生い茂っていて掻き分けながら進みました。

ここの橋はかなり低いので、ちょっとした増水でも沈みそうですね。向こう側も笹が茂っていたので時間短縮のために渡るのは断念しました。(笑)

日陰になった事もありますが、赤い橋もあって絶対に映えるのでもっと綺麗に撮りたかった…。(涙)ここはハナチロさんが前回の記事でも紹介されてましたね。ハナチロさんの撮影された写真がとても素敵でした!


深野(ふかの)沈み橋(松阪市)

此方も道路から覗いた時に見えた青さにビックリしました!天気が良いと光が入って一段と綺麗に見えます。

橋の横には以前の橋の基礎が残っていました。橋は低く対岸側では簡単に降りる事が出来ました。

橋から上流側の構図だと人工物が入らないので良いですね。出来れば沈み橋も入れて撮りたかったですけど、岩場を進まないと行けなかったのでまたの機会に。(笑)


下出江(しもずえ)沈み橋(松阪市)

此方は道路からは何も見えず、先ず目に入ったのがこの看板です。おそらく壊れてますよね…。(涙)

草も生い茂ってこの有様です。やっぱり人が通らないと荒れてしまいますね。

今回の取材時も、あの羽の黒いトンボを見かけました。後で調べてみると正式名称が「ハグロトンボ」という様で「神様の使い」、「神様トンボ」などと呼ばれている縁起の良いトンボらしいです。胴体がエメラルドブルーなのがオスで、胴体も黒いのがメスらしいです。普通のトンボと違ってヒラヒラと飛んでいました。

さて、橋の方はと言うとやっぱり壊れていました…。(涙)奥に見える川は他と変わらず綺麗です。近くに立派な橋が架けられているので此方の沈み橋はもう復旧されないのでしょうか…。(涙)


御麻生薗(みおぞの)沈み橋(多気郡)

此方は普段から使われている様でアプローチも綺麗でした。手前が木のトンネルのようになっているのでワクワクしますね。

川幅も広くて橋も長いです。川に降りるのは手前左からだと簡単です。安全の為か反射ポールが設置されていました。

対岸側からはこのような景色でした。橋桁の上流側(写真右)は増水時の橋への負担を減らすため、尖らせた形状になっていました。

櫛田川では鮎やアマゴが釣れる様で長い竿を持った釣り人を何人も見ました。これだけ綺麗な川、このロケーションでの釣りは気持ち良いでしょうね。


まとめ

 

いかがでしたか。前編に引き続き、後編の潜水橋特集も楽しんで頂けたでしょうか。
前編でも触れましたが潜水橋、沈下橋、沈み橋、流れ橋等の様々な呼び方がありますが名前の通り増水時には水に沈んで渡る事が出来なくなる橋です。しかし工事費や修理費が安価に抑えられた生活道路になっています。近年では流されることの無い大きな橋が架けられている為にその存在意義が少なくなっているのかも知れませんが、先人の残した情緒あるこの風景が後世にも残る事を切に願うばかりです。最後まで閲覧していただき有難うございました。

 

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