子どもたちを笑顔に!irokumakidsが創り上げる遊び場で、熊野の自然を満喫♪おもいっきり遊んでココロとカラダの健康につなげよう‼
掲載日:2021.07.123,286ビュー
「熊野の自然で子どもたちをもっと笑顔に!」。いろんな分野のプロフェッショナルたちの協力を得て、子どもたちが思いっきり遊べる場所を創り上げる「irokuma kids(イロクマ キッズ)」。
自然の中で遊ぶだけでなく、自分たちで遊び道具を作るところから始めるのもポイント。コロナ禍で子どもたちも中々思いきり遊ぶことが出来ない中、日常から離れて心と体をリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか?

海、山、川の大自然に囲まれた熊野市には、世界遺産「熊野古道」をはじめとした観光名所以外にも、知られざる子どもたちの成長と笑顔につながる「遊び」スポットがたくさんあります。

なかでも今回ご紹介する「irokuma kids」は、熊野市を拠点に活動する"遊びのプロフェッショナル集団" !ガイドブックにも載っていないような熊野のおすすめの遊び場で、子どもたちの"やってみたい"を叶えてくれます。

現在、「irokuma kids」が遊びの創作に取り組んでいる"熊野の遊び場" は主に、山と川が魅力の"あかくら" と海が魅力の"はだす"
今回は、"あかくら"を舞台に楽しんでいきましょう。

あかくらは、熊野市街地から山道に入り、峠を越えた先にある小さな山里。
少し前までは携帯の電波も届かなかったほどのとっても自然豊かな場所です。
今回は、田舎暮らし体験ができる宿「山里民泊あかくら」を拠点にし、さまざまな体験をしていきます。

「おばあちゃんちに来たみたいだね〜」と今日体験するファミリーのママ。どこか懐かしさを感じる民泊施設です。


体験を始める前にまずは、ひんやりとして気持ちいい山の水で手洗い!
感染症対策として、消毒・検温を行ったあと、受付を済ませます。

今日は、①ピザ窯で焼く本格ピッツァづくり→②竹弓矢づくり&弓矢遊び→③即席ハンモック遊び という流れで体験メニューに挑戦!
「さっそく、ピザを作ってみるよ〜」とirokuma kids代表の井上さん。
ピザ作りをする場所は、あかくらの大自然を眺められる景色抜群のお庭です。

まずは強力粉と薄力粉を自分たちで計って混ぜて、

「この子(イースト菌)ががんばって膨らませてくれて、砂糖がその膨らみを助けてくれるよ!」と原理もわかりやすく教えてくれる井上さん。
子どもたちも、実験みたいに楽しそうです♪

「じゃあ次は300回捏ねようか!」
「おいしくなーれ!おいしくなーれ!」
子どもたちも一生懸命がんばりました!

ピザ窯も自分たちで火をつけてあたためますよ〜。
ここでも、火がつく仕組みを教えてくれました!

小雨が降ってきたので、民泊の中へ移動。
雨の日でも安心です♩
ここでは具材をカットして、トッピングの準備!
包丁など、扱い方に注意が必要な道具もきちんと使い方を説明してくれて、子どもたち自身で準備をしていきます。

みんなで協力し合って準備完了!
上手に切れたでしょ~!とキメ顔です♪

生地とトッピングの準備は完了!盛り付けていきましょう♪

熱々のピザ窯に入れて、3分で完成!
世界に一つだけのオリジナルピザが完成しました!

ライオンの顔を作るようにトッピングをしてみたり、きのこの形のピザを作ったり、楽しく悩んで工夫して…子どもたちの発想はとってもおもしろい!

ちょうど雨も止んだので、外でいただくことに!
大自然の中で食べる出来立てピザ…格別です♪

「次は弓矢を作ろうか!」と井上さん。
持ってきてくれたのは、裏山でとれた1本の竹!
なんとこの状態から弓矢を作っていくとのこと。
鉈(なた)で竹を割ってから、

カンナで表面を整えて、のこぎりで好みの長さにカット!
全て子どもたちの手で行います。

工具の使い方もしっかりと教えてもらいながら、興味津々でトライしていきます。

それぞれが使いやすい長さに調整し、自分専用の弓矢が完成!
約1時間半かけて作った力作!もう矢を飛ばしたくてたまらない子どもたち。
「人が前にいるときには絶対に飛ばさないでね。」
飛ばすときの注意点を確認して、いざ出陣。
さっそく裏山で飛ばしてみましょう!
※矢の先端には布を巻き付けてあり、ケガ防止に配慮されています。

最初は飛ばすことが難しそうでしたが、コツを掴んでしまえばこっちのもの!誰が遠くまで飛ばせるかを競って大盛り上がりです♩

ここでパパも参戦!大人もつい夢中になってしまうおもしろさです。

遊びを満喫し終えたら、即席ハンモックでリラックスしましょう♪
使わなくなったカーテンとロープだけで、気に入った場所にどこでも簡単に作れます。

特等席の完成♩大人が乗っても大丈夫!
「今度家でもやってみたいね」とママもお気に入りの様子。

本格ピッツァづくり、弓矢づくり、即席ハンモック遊びと今日の体験が終了!
丸一日たっぷりと遊ぶことができ、みんな大満足です!
ここで気づいたことがひとつ。
それは今日の遊びメニューを振り返ると、特別な遊具や道具が用意されているわけでなく、道具作りを含めて楽しんだこと。
作り出す工程も含めてirokuma kidsの「遊び」なんですね。

「予定はあくまでも予定!体験の途中でも、子どもたちの興味が違うところへ向いたら、その瞬間にその遊びをさせてあげたい。それが私たちの新しい遊びへのヒントになったりもします。
またコロナ禍で子どもの運動不足や閉塞感が問題視されている中、誰にも干渉されず熊野の自然と思いっきり遊ぶことで子どもたちを笑顔に、そして心と体の健康につながる活動をしたい。さらにこの活動を通じてあかくらを再び子どもたちの笑い声が響き渡る里にできたら、ゆかりのある方々の笑顔にも繋がると信じています。」と井上さん。

いつでも子どもたちと同じ目線に立ち、本気で遊ぶ井上さんに、一緒に参加したパパやママも小さいころ遊んだあの気持ちを取り戻すことができました。
周りには自然しかない環境で、1組限定で行われる体験は、コロナ禍のストレスを忘れてリラックスするのにも最適。
子どもも大人も、そして地域にも、笑顔の連鎖が広がるirokuma kidsとあなたも笑顔になりませんか? 運動不足解消にもオススメです!
今回は3つの遊びを体験させていただきましたが、他にも「irokuma kids」にはさまざまな遊びがあります♪

【そうめんスライダー!】
竹を切って、割って、コースも自分たちで考えられる流しそうめん。
※5月から9月まで希望の日程で受付可能