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取材レポート

雨の日でも楽しく参拝出来る「芸術のお寺」湯の山観音精舎。お寺の魅力と菰野町周辺のスポットをご紹介します!

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精舎(しょうじゃ)って何?芸術のお寺?どうして雨でも楽しめるの?そんな疑問にお答えしつつ、今回は、湯の山にある観音精舎の魅力に迫ります。そして菰野町周辺スポットもご紹介しますのでぜひ最後まで閲覧お願いしま〜す!

◆記事作成:MAMMY(マミー) #みえ旅カメラ部
僧侶と写真家、二足の草鞋を履く僧侶フォトグラファー
鈴鹿市在住 カメラ歴:Nikon一筋13年
先日、爆焼けの夕焼けを見逃してしまいました…。(涙)


湯の山観音精舎(ゆのやま かんのんしょうじゃ)

御朱印

先ずは所在地から。菰野町のアクアイグニスから県道752号線を湯の山へ向かい、国道477号線に入って橋を越えたすぐ左に有ります。一見すると立派な民家の様ですが、ここが湯の山観音精舎です。

御朱印

精舎とは修行者の住する修道施設、寺院のことで「虚往実帰(きょおうじっき)(※むなしく往きて満ちて帰ると読みます。)」

「行きは虚しい気持ちであったが帰りは満ち足りている。」という様な場所にしたいという先代の意志を継いで、〇〇寺や〇〇院では無く「学ぶ」「知る」場所としての意味合いの強い「精舎」として現住職の中西幸照師が7年前に真言宗寺院として開山(かいざん)しました。

御朱印

玄関を入ると先ず目に飛び込んで来るのが、広間の正面上部の大きな蒔絵(まきえ)の額です。描かれているのは釈迦三尊(しゃかさんぞん)で、中央が釈迦如来。左右に脇侍(わきじ)の普賢菩薩(ふげんぼさつ)と文殊菩薩(もんじゅぼさつ)が並びます。

御朱印

美夜之窯 加藤元男作『阿吽』

その隣には更に大きい陶壁画が!病院や文化会館に有りそうな、こんなにも大きな陶壁画をお寺で観る事が出来るなんて普通は思いませんよね。(笑)

御朱印

今のご時世、コロナ禍の影響でどこに行っても入り口には消毒液が置いてありますが、お寺にはそれ以前から塗香(ずこう)と言うものが置かれています(参拝者用には設置していない寺院も有ります。)。これは本堂内に入る時や写経をする際に心身を清める為に使用します。使い方は右手で少し摘んで左手に受けてから、両手に擦り込んで清らかな香りを身に纏います。漢薬の配合も様々で、お寺によって違った香りがするのでこれも参拝時の楽しみですね。

御朱印

堂内はこの様になっており、手前の絨毯と畳の部分が外陣(げじん)という参拝する場所になります。その奥が内陣(ないじん)という仏様を安置して僧侶が拝む場所です。どの寺院も内陣は原則立ち入り禁止となっていると思います。

【ここで参拝マナーを!!】
場合によっては入る事が許されて仏様を更に間近で拝見出来る事があるかもしれませんが、仏様は勿論のこと、荘厳(しょうごん)という内陣の仏具や灯籠、装飾品や御供え等には触れない様にしましょう。また、写真については無断で撮影せずに確認しましょう。たとえ撮影がOKでもフラッシュの使用は周囲の人に迷惑になるので控えましょう。また仏様の写真は御札や御守り同様に雑に扱わない様にお願いします。拙僧もそうですが、お寺の人は撮影よりもどちらかと言うとその扱いの方が心配なのです。(汗)

御朱印

内陣正面

中央には大仏師 松本明慶作の本尊釈迦如来、左右には観世音菩薩と阿弥陀如来が安置されています。電気を消して温かい色合いのロウソクの光の中、スローシャッターで撮影させていただきました。最近は蛍光灯等の明るい光の下で拝む事が殆どですが、この様な淡い光の中に浮かび上がる仏様のお姿は崇高さも一段と増して拝む事に集中出来そうです。

御朱印

釈迦如来座像

今回は御住職に許可を頂いて、間近から仏様の表情等を撮影しました。仏の世界にも序列や役割が有ります。その見分け方や特徴も少し紹介したいと思います。先ずは如来(にょらい)から。お釈迦さまの様に「真理を悟った者」という意味で、仏=如来です。主な特徴は螺髪(らほつ)というパンチパーマ風の髪型とおでこにある白毫(びゃくごう)というポッチ。あとは半眼(はんがん)という目を半分閉じた状態のとても優しい目をしています。

御朱印

皆さん正面から観る事が多いと思いますが、斜めから観た感じは如何ですか?また左右だけでなく、上下でかなり表情が違って見えると思います。自分の好きな仏様の好きな角度を探してみるのも良いかもしれません。この写真はお供えしてあるお花を前ボケとして入れて全体をソフトに撮ってみました。

御朱印

阿弥陀如来座像

阿弥陀さまはお釈迦さまと殆ど同じ様に見えますが、ちゃんと特徴があって見分けがつきます。それは手の形です!これを印契(いんげい)、印相(いんそう)といって手で作られる様々な形で内証(ないしょう)を表しています。内証とは仏様の悟りのことで、手で作られる形(サイン)で仏様の役割(働き)を知ることが出来ます。

この「内証」って我々が使う「内緒」の語源なんですよ!

御朱印

観世音菩薩立像

こちらは観世音菩薩さま。観音様として親しまれていますね。菩薩とは「悟りを求める者」という意味で仏になる為に修行しながら私達を救済してくれる方です。一般的には装飾品をたくさん身に付けて、見た目も女性的でおしとやかなお姿をされています。

御朱印

不動明王立像

内陣右側には護摩壇(ごまだん)があり、ここで火を焚いて祈願祈祷のお参りをします。正面には不動明王が安置されています。お不動さんは大日如来の化身(けしん)とも言われ、右手に私達の煩悩や因縁を断ち切る宝剣を、左手には悪を縛り煩悩から抜け出せない者を引き上げるための縄の様な羂索(けんさく)を持っています。正面からお顔を拝見すると、とても険しい表情をされています。

御朱印

では、向かって左から(顔の右側)を見てみましょう。眼光鋭いイケメンですね!

御朱印

次に逆から(顔の左側)を見てみると、先ほどと打って変わって牙は下を向きとても哀しげなお顔をされています。これはただ怒っているのでは無く、慈悲の心を持って私達を見守っているという表れなのです。もちろん角度や照明の具合で見え方は変わりますが、その時の自分自身の心の在り方一つで人それぞれに違ったお顔を見せてくれるのではないでしょうか。

御朱印

御朱印

此方は御住職が自身でデザインした御朱印です。とても素敵ですよね!現在はWeb検索で「観音精舎」と打てば候補に御朱印と出てくるほど人気です。初期は直書きでしたが法務に支障が出るほど殺到したために現在はイラストが印刷された用紙に求められた都度直筆で文字を書かれるスタイルになったそうです。もちろん通常の文字のみの御朱印も有ります。

御朱印

今年の4月8日に行われた灌佛会(かんぶつえ)の日に書かれた御朱印です。書き置きも無く、当日に参拝された方だけが頂けた特別限定の御朱印です。蓮根で押された花模様も可愛いです!朱印も御住職がデザインし、彫られたそうです。よく見るとお花畑に居られる誕生仏に龍が甘露の雨を降らしています。旧暦の4月8日はお釈迦さまの誕生日であり、一般的には花まつりや仏生会(ぶっしょうえ)とも言われる法会(ほうえ)が営まれます。(地方よってはひと月遅れの5月8日のところも有ります。)

御朱印

御朱印

此方の2枚は初期に描かれたもので、参考に見せて頂きました。拙僧も知らなかったのですが、こんなサイズの御朱印帳も有るんですね…。

以前に「参拝出来ないので御朱印帳をレターパックで送りますので書いて下さい。返信用のレターパックを同封するのでそれで送って下さい。」と言うお電話があったと言う話を聞いた事があります。

もちろん各寺院で対応は様々だと思いますが前回記事の御朱印マナーで書いた様に御朱印はあくまで参拝の証であり、もう一つは御写経を納めた証としてお渡しするものです。ですから参拝出来ない代わりに、きちんとした用紙に願意等も含め浄書(じょうしょ)された御写経を納めると言うのであればお寺さんも納得して対応されるのではと拙僧は思っています。
そうであってもいきなり送り付けるのではなく、先ずはお寺の方にご相談して頂く様お願いします。

御朱印

御朱印

御朱印

御住職は法務の合間を縫ってその年の干支に因んだ仏様や色々な絵も描かれているそうで、またその絵が可愛いんです!(笑)それが自分の干支の本尊様であったり好きな仏様だったりすると更に嬉しいですよね。

御朱印

お寺の中には、広間や外陣など至る所にお花が生けてあれば、額や屏風等も飾られています。仏像は勿論のこと、お花や仏具、書、絵画等たくさんの美術品、芸術品に囲まれていて美術館さながらです!また、観音精舎ではお寺ヨガや瞑想体験、写経も体験することが出来ます。これからは御住職が絵の特技を活かして写仏など新しい体験をして頂ける様に思案しているとの事でした。

どうでしたか?皆さんが思っているよりお寺って堅苦しいだけでなく、もっと気軽に楽しんでいただける場所だと分かって頂けました?(笑)タイトルにある様に雨の日でも充分楽しめますよ!ですから気になったお寺があればどんどん足を運んでもらって、気になるお寺があればどんどんお問い合わせして頂いたら良いと思います!(笑)

観音精舎 基本情報 お問い合わせはこちらからどうぞ。

菰野町周辺スポット


御朱印

県指定文化財になっている五百羅漢。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)等で破壊されたり持ち去られた事があった様で現在は469体らしいです。曇りの日に撮影したら、ちょっと怖い感じになってしまいました…。(汗)

御朱印

境内の藤棚も有名です。今年は都合がつかず撮れなかったので来年こそは撮りたいと思います。

御朱印

大日堂内には金剛界(こんごうかい)、胎蔵界(たいぞうかい)の2体の大日如来座像が並んで安置されています。向かって左側が金剛界、右側が胎蔵界の大日如来様です。こちらも手の形で見分けがつきますね。光背(こうはい)と言って後光を表す装飾が紺色で珍しく、間近で拝見しましたがとても素晴らしい仏様でした。こちらの2体も県指定文化財となっています。

此方は竹成観光協会の方がお守りをされているそうで、一般の方でも事前に申し込めば詳しくガイドして頂けるそうです。興味のある方は是非ご連絡を!


↓ ↓もう少し続きますので、次のページへどうぞ〜。↓ ↓

カテゴリー
文化&寺社仏閣 雨の日でもOK
季節
オールシーズン
エリア
北勢

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