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港町の日常に溶け込み、暮らすように働く 自然豊かな尾鷲で体験するワーケーションステイ

掲載日:2021.03.05

NPO法人おわせ暮らしサポートセンターでは港町に”碇泊する”還流型ワーケーションを推進している。登録有形文化財建築「見世土井住宅」を活用したコワーキングスペース「シェアスペース土井見世」を拠点とし、地域ぐるみでワーケーション受け入れ環境の整備が進む。土井見世で隣り合った人とのおしゃべりから生まれる新たなアイデアや、アフター5のはしご酒をきっかけにしたネットワークの広がりなど、高級リゾートでは経験できない体験がもりだくさん。港町の穏やかな日常に触れ、偶然の出会いやつながりを楽しむなかで、いつかまた戻ってきたくなる。港町尾鷲ならではのワーケーションステイをご紹介!

尾鷲でのワーケーションのおすすめポイント
・文化財がまるごとコワーキングスペースに。使い勝手よくアットホームな居心地でパソコンや書類に向き合えば、いつもよりパフォーマンスも向上
・漁村集落の海が見えるワークスペース、天然温浴施設、さらには波打ち際など、まちのあらゆる場所がワークスペースに
・まちぐるみで受入体制が整備され、地元のディープスポット巡り等、長期滞在でも飽きないコンテンツが満載




古民家から波打ち際まで、まちのあらゆる場所がワークスペースに

波穏やかリアス式海岸と熊野古道が通る山々に囲まれた、自然豊かな尾鷲エリア

三重県の南部に位置し、黒潮による恵みを受けて、古くから天然の良港として栄えてきた漁業の町、尾鷲。海と山が近い自然豊かな立地で、宿泊からお食事まで徒歩圏内のコンパクトな市街地が形成されている。こののどかな港町で今、様々な地域住民を巻き込みながら地域ぐるみでワーケーションの受入環境整備が進み、港町の日常と交流しながら働き、なかには移住する人も増えている。

ゆったりとしたソファがある洋室や大きな資料を広げやすい大広間の和室など様々な部屋がある

PC作業で疲れた目には、中庭に広がる緑の景色が優しい

優しい陽だまりに包まれ、日向ぼっこにぴったりの縁側

尾鷲でワーケーションを行うワーカーの拠点となり、地域のコミュニティへの入り口・案内所となっているのが、「シェアスペース土井見世」だ。昭和6年に建てられた登録有形文化財「見世土井家住宅」を活用したコワーキング&シェアオフィス。

20畳の大広間と広々とした庭園に面した縁側が特徴的なコワーキングスペースで、次世代規格Wi-Fi6対応機器導入により、高速回線を使用したリモートワークが可能。容量が大きい動画の編集等、大容量のファイルを取り扱うデザイナーやエンジニアでも快適に仕事ができる。レーザープリンターやプロジェクター、スクリーン・ホワイトボードなど、利用できるOA機器も豊富。一室を小規模チーム向けに貸切可能で、開発合宿や研修、ミーティングなど、マルチな使い方が可能。

土井見世はどこかゆったりとした雰囲気に包まれている。仕事で疲れたときには縁側でのんびりお昼寝したり、頭が煮詰まればトンビのさえずりが響き渡る庭で散策したり、、、好きなときに自由にオンオフを切り替えることができる、まるで自宅のような居心地のよい空間だ。

海が見える漁村のワークスペース。壮大な景色を眺めていると、仕事の疲れも忘れてしまう


青空の下で作業をすれば、自然とアイデアも浮かびそうだ

シェアスペース土井見世でレンタルできるポータブルWi-Fiを使えば、市内のあらゆるスペースが仕事場になる。漁村集落の絶景ワークスペースや温浴施設、海辺の波打ち際・原生林の真っただ中など、自分だけの特等席を見つけるのも尾鷲でのワーケーションの楽しみの一つだ。

夢古道おわせは集中できるワークスペースや疲れを癒す場所が充実し、丸一日おこもりできそう

おすすめスポットの一つは、温浴施設「夢古道おわせ」。尾鷲のお母さんの郷土料理と日帰りの海洋深層水の温泉が楽しめる。施設内にある古民家カフェは広く開放的な空間で仕事にぴったりだし、疲れたら美肌効果のある露天風呂に入り、尾鷲湾と熊野の山々を見ながらほっと一息できる。室内に設置されているハンモックで揺られながらひと眠り。お腹が空いたら、尾鷲の旬の食材を活用したランチバイキングへ。週替わりで異なる地域のお母さんグループが調理を担当しており、毎日通っても飽きないごはん処だ。



尾鷲を味わい尽くすためのイベントやコンテンツが盛りだくさん

シェアスペース土井見世で開催される地域交流ラウンジ

シェアスペース土井見世では、利用者に対し、地元の美味しいお店などの情報提供も行われ、地域のコミュニティとつながりをもつためのパイプ役にもなっている。時折開催される地域交流ラウンジでは、地域で暮らす住民と利用者が交流でき、尾鷲の人だけが知っているとっておきのアクティビティや、地元のディープなスポットの情報が得られることも。観光ガイドやインターネットでは見つけることができない、とっておきの穴場を見つけることができるかもしれない。

港町の日常が刻まれた趣ある雰囲気が特徴の飲食店「ほんじつのさかな」

東紀州の採れたての海の幸を贅沢に使ったボリューム満点のランチ

地元民もおすすめの一つが「ほんじつのさかな」。築年数80年を超える古民家がDIYで改修され2019年にオープンしたお刺身定食専門店さんで、地元で人気の隠れ家的なお店だ。オーナーは大阪で創作居酒屋を運営されているご夫婦で、奥さんが尾鷲出身という縁から開業し二地域居住しながらお店を切り盛り。東紀州で水揚げされたばかりの魚を使って腕によりをかけて作った料理が大きなお盆に乗りきらないほどのボリュームで所狭しと盛り付けられる。土日祝のランチ限定営業だが、魚と相性抜群の日本酒や焼酎も多数取り揃えられ、平日のハードワークのご褒美として贅沢な昼飲みをするにもぴったり。雰囲気漂う店内でのお食事だけでなく、サバのイメージがくつがえるお洒落なサバサンドなど、テイクアウトメニューも充実し、美味しい魚をお持ち帰りでも楽しめる。贅の限りを尽くした絶品尾鷲グルメをぜひご賞味してほしい。

他にも、採れたての地魚をふんだんに使ったイタリアンや地元の人でにぎわう小さな飲み屋さんなど、尾鷲の市街地には個性豊かな飲食店が立ち並ぶ。たまには早めに仕事を切り上げて、土井見世で出会った仲間と一緒に酒場に向かい、はしご酒で夜更かしできるのも尾鷲ならではの醍醐味。美味しい魚とお酒を片手におしゃべりすれば、自然と気持ちも和み、親睦が深まるに違いない。

不定期に開催されるポップアップストアではお洒落なアクセサリーやジュエリー、雑貨が販売される

都市部で販売業や店舗経営をしている層に向けては、魅力的な商品との出会いを求めている地域の住民へのPRや販売ができるポップアップストアプランが用意されている。文化財建築の邸内や地域の遊休スペースを利用して期間限定の店舗を開くことができる。2020年に開催されたイベントでは、全国の個性豊かなアクセサリーショップや雑貨店が軒を連ね、普段は出会うことのできない人々同士の新しい交流が生まれた。今後は都市部の飲食店とのコラボレーション等も計画されており、訪れるたびに新たな尾鷲の一面を楽しむことができそうだ。

漁村暮らしの宿わたましは一日一組限定の貸切宿

土井見世を運営するNPO法人おわせ暮らしサポートセンターでは、古民家を改修してゲストハウス「漁村暮らしの宿 わたまし」も運営している。一棟貸しで5名まで宿泊でき、田舎のおばちゃん家に遊びに来たような、どこか懐かしい雰囲気のなかで気兼ねなくのんびり滞在可能。原則素泊まりとなるが、徒歩圏内には地元の飲食店が立ち並んでおり、食べる場所に困ることはない。海まで車で1分と釣り好きにはもってこいの立地のため、晩御飯のおかずを海から調達するのも楽しそう。




コワーキングスペースでは感染症対策も徹底

接触感染対策としてアルコール消毒液が設置されている

ワーカーが集まる土井見世ではもちろん感染症対策を徹底している。スタッフのマスク着用に加え、館内消毒・換気や利用者用のアルコール消毒液が設置されており安心して利用可能だ。

港町ではいかりを下ろして船を停めることを碇泊(ていはく)と呼ぶ。定期周航船がひととき寄港するように、旅行者がそれぞれの仕事と日常をもって移動し、港町の日常と交流しながら働くなかで、また戻ってきたくなる居場所ができていく。港町暮らしに碇泊するかのような、居心地よく穏やかなワーケーションが尾鷲では味わうことができる。


<施設情報>
シェアスペース土井見世
〒519-3611
三重県尾鷲市朝日町14-2
0597-49-0011(NPO法人おわせ暮らしサポートセンター)
npoowasegurashi@gmail.com
https://www.doimise.com/(公式URL)
時間:10時~17時(完全予約制)
料金:初回1時間500円、1日1,500円~
席数:10席
設備:Wi-Fi、貸出PC、会議室、ホワイトボード、コピー機等

漁村暮らしの宿「わたまし」
〒519-3605
三重県尾鷲市中井町3-25 
070-2297-8128(NPO法人おわせ暮らしサポートセンターわたまし担当:中尾)
https://npoowasegurashi.com/watamashi/
定員5名まで
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