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伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)のすり流しをご紹介します♪

掲載日:2020.06.09

三重県多気町の静かな里山にたたずむ茅葺屋根の日本料理店、伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)。ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版で1つ星獲得。今回は、伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)のすり流しをご紹介いたします。

鄙茅(ひなかや)すり流し

「かにとごぼう」、「ほうれんそう」、「かぼちゃ」、「えびととまと」の4種入り原材料の魚介類は伊勢湾で採れたもの、野菜は地場産を中心に国産を使用しています。
※夏は冷やし、冬は温めてお召し上がり下さい。

日本一の清流宮川を一望できる茅葺屋根の日本料理店

伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)を運営する株式会社うおすけは、慶応元年(1865年)創業。
櫛田川のほとりで、川魚の王「鮎」を独自の製法で創り上げた「元祖鮎の甘露煮」をつくり続ける老舗。その株式会社うおすけが運営する伊勢宮川の里鄙茅(ひなかや)は、2015年11月に開店以来、お店の評判が口コミで広がり国内はもちろん海外からもたくさんのお客さまをお迎えしています。
また、2019年には「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」で料理の評価として1つ星を獲得!

週末お昼の予約はかなり難しいので早めのご予約がオススメ。

宮川沿いの田園風景の中でゆっくりとした時間を過ごす

 里山の素晴らしさや非日常を体感しながら、懐石を基に地場の季節の野菜、魚を中心とした日本料理を楽しめるのが鄙茅(ひなかや)の売り。里山の四季のうつろいと共に料理でも季節を存分に感じていただきたいという思いを込めて一品一品、料理長が趣向を凝らした料理を提供しています。
そして、お食事をいただきながら川のせせらぎや鳥のさえずり、風の流れや草木の四季のうつろいを五感で楽しめる静かで贅沢な空間。それが鄙茅のおもてなしです。

ほぼ全ての客席から一望できる清流宮川

宮川は、三重県大台町と奈良県との県境の大台ヶ原山に源を発しており、上流域は日本三大渓谷の一つとも謳われる大杉谷。延長91kmの伊勢湾に注ぐ三重県では最も長い川です。
国土交通省の一級河川水質調査では、過去11回にわたり全国1位となったこともあるんです。
宮川は、伊勢神宮外宮(豊受大神宮)の禊川であったと言われており、昔は「豊宮川」と呼ばれていましたが、「豊」の字を略して現在の「宮川」の名がついたと言われています。
20年ごとに行われる神宮式年遷宮のお白石持行事に使用する石は、この宮川の河原から採集されるなど、伊勢神宮とも深い縁のある川をゆっくりながめることができるんです。

玄関の大きな暖簾をくぐり抜けた先にあるもの

玄関の暖簾をくぐり抜けた先の大きなカウンター。
こちらは、鄙茅(ひなかや)の運営会社「うおすけ」と、天然醸造・発酵醸造にこだわった伊勢粕漬「助蔵」の製品を直売するコーナー。
ご家庭でお召し上がりいただけるものから贈答品まで、いろんな商品を販売中。
お食事後の店内外の散策の際にぜひご覧になられてはいかが。

タイムスリップしたような懐かしい香りが店内を包む

ご年配の方には懐かしさを感じていただけるでしょう。
玄関を入って客席に向かう途中、漂ってくる木を焚く香り。
あの懐かしい香りが来訪者をやさしく迎えてくれます。
それはまるで昔、田舎のおばあちゃんの家を訪れた時のようなあの懐かしい香り。
これもまさに非日常を「五感」で感じる演出!かまどの煙は演出の効果だけではなく、茅葺(かやぶき)屋根の「虫よけ」、そして梁などの「木を強くする」という効果もあるそう。
鄙茅(ひなかや)の「かまど」は演出と実効果の一石二鳥なのです!

解放感ある明るい店内と、ほどよい距離感の客席

高い天井と大きな窓により解放感が溢れる明るい店内。
建具にはサッシ等メタリックなものは一切使用していないとのこと。
あたかも百年前からこの場所に存在していたかのような茅葺屋根の民家を意識して建てられたそうです。
店内の目に入るもの、また手に触れるものの全てから、「非日常を五感で感じていただきたい」という店主の強い想いが伝わってきますね。

「うおすけ」と言えば・・・そうです川魚の王「鮎」です。

 鮎の塩焼きは店内でベテラン職人が、一尾づつ丁寧に昔ながらの製法で焼き上げています。
その風景は、店内からガラス越しに見ることができ、職人さんの鮮やかな手さばきに、しばらく見とれてしまいました。使用している炭は、こだわりの高知県産の備長炭です。
創業者である初代傅吉が魚介の商いをはじめたのは慶応元年(1865年)。
以後150年以上にわたり家訓である「うまいのをつくれ」を今も頑なに守り続けているとのこと。
シンプルな料理だからこそ、最高の素材を使い、職人の技術がそのまま結果となる「鮎の塩焼き」には徹底的にこだわっているそうです。

鄙茅の料理(写真:八寸2人前) ※季節や仕入れにより内容は変わります。

【お昼の食事】
・3,800円コース(税込)4,180円※予約優先
・懐石料理5,000円コース(税込)5,500円※予約優先
・懐石料理8,000円コース(税込)8,800円※要予約
・懐石料理10,000円コース(税込)11,000円 ※要予約 

【夜のお食事】
・懐石料理5,000円コース(税込)5,500円※要予約
・懐石料理8,000円コース(税込)8,800※要予約
・懐石料理10,000円コース(税込)11,000円※要予約

【昼・夜 料理長おまかせコース】
・15,000円コース(税込)16,500円※要予約
・20,000円コース(税込)22000円※要予約

【鮎】
・鮎の甘露煮(税込)550円
・鮎の塩焼き(税込)550円

鄙茅のすり流し

「すり流し」とは、魚介類や、野菜などを、よくすりつぶし、だしでのばして汁物にした和風スープ。鄙茅では季節によりさまざまな「すり流し」を提供。今の季節(取材時6月上旬)は、とうもろこしのすり流し。
洋風スープの場合、牛乳を使ってコクを出しますが、すり流しの場合、乳製品は一切使用せず出汁のみでコクを出すため高い技術が必要だそうです。
今回いただいた「とうもろこしのすり流し」は、ほのかな柚子の香りと、とっても深いコク、そして日本料理独特のやさしい味わいで美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!

 ※写真は「すり流し」ギフトのイメージです。
(中央上部より時計回りに)
「かにとごぼう」「ほうれんそう」「かぼちゃ」「えびととまと」

鄙茅(ひなかや)の彩おこわ

鄙茅(ひなかや)ギフトで、「すり流し」と人気を二分するもうひとつの人気商品。
特製のだしを効かせた特製おこわ。「あなご」「松阪牛」「桜えび」が華やかに彩ります。
電子レンジで温めてお召し上がりいただけるので簡単便利。

彩おこわの商品情報を見る

鄙茅名物の土鍋ごはんを一口サイズにアレンジした「彩おこわ」

鄙茅(ひなかや)名物土鍋ごはんは、昆布と鰹のだしをきかせたごはんに、四季折々の山菜、野菜、茸、魚介を盛り合わせた月替わりのご土鍋ごはん。それを一口サイズにアレンジしたものがこの「彩おこわ」です。
松阪牛のすき焼き風に錦糸卵をまとわせた生姜風味のおこわ。焼穴子とごぼうには特製タレをおこわに味付けしました。彩豊かな桜えびには昆布風味のおこわ。それぞれを笹で包み、詰め合わせしました。

 写真は「彩おこわ」のイメージです。
(左より)
「桜えび」「あなご」「松阪牛」

鄙茅(ひなかや)の運営会社 株式会社うおすけ

元祖鮎の甘露煮でおなじみの「うおすけ」
代々伝わる調味料と製法で伝統の味を継承。
まったりとした食感とうまみが懐かしい逸品元祖鮎の甘露煮は、うおすけ本店、伊勢宮川の里鄙茅をはじめ、津松菱、伊勢おかげ横丁、中元期・歳暮期は、三越、松坂屋、大丸百貨店、近鉄百貨店でもお買い求めいただけます。

鄙茅(ひなかや)の商品情報を見る

うおすけの未来へ紡ぐ本館 伊勢宮川の里「鄙茅(ひなかや)」への想い

うおすけ五代目である株式会社うおすけ代表取締役の茶谷明樹さんの20代の頃からの夢。
それは、この宮川・櫛田川のある素晴らしい自然の中で日本料理のお店をやりたい。
長年温めてきた夢が実現できたのは40年後の2015年11月。
 鄙茅の建設予定地を見つけるまでには長い年月がかかりました。
道なき山の中を歩き回ったり、またゴムボートに乗って宮川を下り川面からも最適な場所はないかと、休日のたびに一生懸命探し回ったそうです。
その甲斐あって、やっと現在の土地を2005年に見つけることができたそうです。
その時のことを今でも鮮明に覚えており「ここに出逢うために生かされてきた!」と運命的な出逢いを感じたそうです。

川と地域の文化を守る活動

茶谷社長がまだ小学生のころ家の近くにある櫛田川は、夏になるといつもの楽しい遊び場。
その頃の櫛田川は、川に胸まで浸かっても自分の足の指先まではっきり見えるほど水が澄んでいたそうです。
それから30余年の時が流れ、小学生のわが子を連れ櫛田川に川遊びに行ったときのこと。足裏に感じる石のぬめりと生温かい水の感触に恐る恐る足元を見てみると、膝から下わずか40センチ程度先の自分の足さえも見えないほどになってしまっている!
そのことに、とっても大きなショックを受けたそうです。
「うおすけは川からの恵みで商いをさせていただいている。川の恵みに感謝しお返しを。」そして、すばらしい自然を後世に残したいという想いで、かわら版「恵みの水」、子供の詩と絵「天地の恵み」の定期発行。
そして、日本記念日協会に11月1日を「川の恵みの日」認定取得などの環境保護の活動を長年に渡り行っています。
伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)を通して、自然や日本文化の素晴らしさを感じていただき、少しでも里山保全に関心・共感を持っていただきたい。そして川の文化、地域文化を守り継承してゆきたいと熱く語っていただきました。

【基本情報】

株式会社うおすけ本店

住所
三重県多気郡明和町大可480-8

営業時間
9:00~18:00

定休日
年末年始12月31日・1月1日・2日

電話番号
0598-38-2121

駐車場:あり


伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)

住所
三重県多気郡多気町相鹿瀬615

営業時間
昼11:30~15:00 入店時間11:30~13:30(予約優先)
夜17:00~21:00 入店時間17:00~19:00 2営業日前までの完全予約

席数 70席

駐車場 25台 第2駐車25台 大型バス対応可

定休日 水曜日(祝日の場合は翌木曜日)年末年始、臨時休業あり

詳しくは鄙茅ホームページをご覧ください https://www.hinakaya.com

電話 0598-39-8080

※2020年6月時点の情報です。

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