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取材レポート

化学農薬節減栽培米・シクラメン・原木しいたけ 朝日町が認定する“特産品”の生産者が想いを語る!

掲載日:2019.12.27

三重県内で最も面積が小さい町、朝日町。考古学上、重要とされている遺跡が点在しているなどの歴史と緑が多い町としても知られています。その朝日町では、地元で収穫される食材やその加工品、工芸品などを町の特産品として認定する制度を設けています。現時点で認定されている7品目の中から、化学農薬節減栽培米、シクラメン、原木しいたけの生産者を直接お尋ねして、特産品にかける想いやそのこだわりを語っていただきました。

国道1号線の脇に建つモニュメント。昇る太陽に、農業と工業と商業の発展をイメージさせたものだそうです。

少子高齢化に伴う人口減少への対策に追われる自治体が多い中、朝日町は住民の数が年々ハイペースで増加しているという何ともうらやましい?町でもあります。

今ではほとんど見る機会のない4階建ての円形校舎を持つ朝日小学校。近年、児童数が増えて教室が増築されるなど、子どもたちの元気な声が絶えず響いています。

この円形校舎は国指定の登録有形文化財に指定されており、小さくても活気あふれる現在の朝日町を象徴する建物として、地域住民にも広く親しまれています。

この「朝日町特産品認定マーク」が、町より特産品として認められたという証明となります。
今回ご紹介する3品目のほかに「タケノコ水煮」「汐見(和菓子)」「Asahiブレンド(コーヒー豆)」「ソレイユルヴァン白梅(洋菓子)」の4つを加えた合計7品目が特産品として認定されています。

最初に訪れたのは「ライスファーム・アグリ朝日」。
化学農薬の削減や、たい肥の循環活用などを通じて、より安全で環境にもやさしい米づくりを実現しようという地元農家の人たちによって、平成27年に設立された団体です。

グループの代表を務める矢野隆司さん。
「安心と信頼を食卓に届ける」との考えのもと、理想の米づくりに日々奮闘されています。そのような取り組みが評価され、第三者機関である三重県農林水産支援センターから「人と自然にやさしいみえの安心食材」の認定を受けています。

朝日町の特産品に認定されているコシヒカリとミルキークイーン。
特に全国的に栽培例が少ないミルキークイーンは、香りが強く甘さを感じられるのが特徴だとか。小粒ながら冷めても美味しくお弁当やおにぎりなどに広く使われており、米離れが進む若い世代にも人気があるそうです。

「コシヒカリもミルキークイーンも成長し過ぎると稲が倒れやすい特徴があります。適当な作柄にするために水管理や肥料調整をしなくてはいけません。そこが一番気を遣うところですね」と矢野さん。
肥料を与え過ぎると収穫量は多くなりますが、その分食味が落ちるし倒伏もしやすくなるそう。天候状況にも左右されるので、バランスを保つのがとにかく難しいとのことです。

アグリ朝日のメンバーである林克幸さんとともに。
「これからも仲間4人と力を合わせて、化学農薬の使用をなるべく抑えた水稲栽培を追究していきます。地産地消はもちろんのこと、平成30年度からは朝日町のふるさと納税返礼品としても指定を受けました。そのせいで県外でも少しずつ知名度が上がってきているので、これを機に全国の消費者の皆様に向けて、もっとアピールしていきたいですね」と意気込みを語ってくれました。


朝日町認定特産品の化学農薬節減栽培米(コシヒカリ、ミルキークイーン)を購入したい方は、下記に記載のライスファーム・アグリ朝日まで、もしくは代表の矢野さんの携帯電話に直接お問い合わせください。

 

【ライスファーム・アグリ朝日】

住所:三重郡朝日町柿1092-3

TEL:059-377-2491

HP:090-2680-5087(携帯電話)

URL:https://agriasahi.base.ec/about/



次に向かったのは、1964年から半世紀以上に渡ってシクラメンの栽培を続けている「朝日園芸」。

三重県内の品評会で何度も受賞した実績を持つ朝日町の老舗です。

ハウスの中に一歩足を踏み入れると、咲き誇る赤、白、ピンク、パステルなど色とりどりのシクラメンに圧倒されそう!

「元々農家で、稲作以外に何かできないかということで私の父親が栽培を始めたんです」と語るのは、代表の鈴木雅也さん。
当初は栽培も手探りで、高級品だったこともあり苦労もあったそうですが、転機となったのは、1975年に布施明が歌った「シクラメンのかほり」の大ヒット。ミリオンセラーとなったこの曲により、シクラメンの花は一気にポピュラーになりました。

シクラメンの種は全て自家採種。さらに鈴鹿山麓の自然が育んだ豊穣な土に、良質な腐葉土を大量に混ぜ合わせて熟成させたオリジナルブレンドの土をベースとしています。

このような保肥力が高く養分も潤沢な土だからこそ、大輪のシクラメンを長い期間楽しむことができるわけですね。

「シクラメンは、育てるのが一番難しい花だと思います」と鈴木さん。
他の花々は出荷するまでおおよそ半年ぐらいですが、シクラメンは13ケ月必要。管理がとにかく大変だし、品質もなかなか均等に保てないとか。

失敗もたくさん経験したとのことですが、だからこそ「もっとよくしよう」という気持ちが沸き立つ。ある意味魔力を持つ花、それがシクラメンなのだそうです。

見る人が見れば、誰が栽培したのかがわかると言われるほど、生産者の個性が現れるシクラメン。
花だけでなく、葉の厚みや硬さにも注目してほしいとのこと。水分や養分が蓄えられている葉が丈夫なことが、長持ちする条件なのだそうです。

「買っていただいた人に、できるだけ長く楽しんでもらいたいですから…」。そう語る鈴木さんの表情には、生産者としての熱い思いがあふれていました。


朝日町認定特産品のシクラメンは、JAみえきたが運営するファーマーズマーケット「四季彩」の尾平店、常磐店、大矢知店、下野店、日永店で購入することができます。ただし、年間を通じての販売が難しいため、時期によって商品がご用意できない場合もございます。

 

【朝日園芸】

住所:三重郡朝日町縄生850-2

URL:http://www.wa.commufa.jp/~s-msy21/

※お問い合わせはホームページよりお願いします。



最後に訪れたのは、原木しいたけを生産している「ミズタニしいたけ園」。
山の中をしばらく歩いていくと通称「ほだ場」と言われる丸太を重ねたしいたけ畑が目の前に広がります。
標高が高く傾斜になっている場所に設けられており、辺りはかすかに木漏れ日が差し込むぐらいで薄暗く、鳥の鳴き声が響くのみで、ひんやりとした空気が漂っています。

スーパーなどでよく目にする生しいたけの90%以上は、早いサイクルで収穫できる人工栽培による菌床しいたけです。それに対して「ミズタニしいたけ園」の原木しいたけは、自然の中で長い時間をかけてじっくり育てていきます。

実際に目にすると笠がしっかりして肉厚で、色にも艶があり、いかにも食べ応えがありそうです!

「菌床しいたけとは風味や食感が違うという声をよくいただきます」と語る代表の水谷智さん。
7年前に原木しいたけの栽培を始めて以降、一度口にしたお客様がリピーターになってもらえることも多いとか。ビタミンDや食物繊維が豊富に含まれる栄養価の高い食材であるというのもポイントですね。

ハウス栽培ではなく、露地での栽培を貫いている水谷さん。原木は徳島県産の年輪が密なクヌギやコナラを使っています。一番の悩みは生産量が一定しないこと。「たくさん出荷できる時もあれば、湿度が低かったり、寒かったりすると芽が出ていても育たない。そんな時もあります」。

やはり、自然を相手にしているがゆえの苦労が絶えないそうです。

「オススメの食べ方ですか?焼いて生姜醤油とか、塩をつけて食べるとか…。肉詰めにして焼くのもいいですね」と水谷さん。生ではなく乾したものであれば、季節を問わず入手できるので、ぜひ原木しいたけの良さを味わっていただきたいとのことです。

むしろ生よりも乾燥させたしいたけの方が栄養価は高いそうですよ!



【ミズタニしいたけ園】

住所:三重郡朝日町埋縄1018-36

TEL:059--377-0054

URL:https://itp.ne.jp/info/244223144125180950/



ミズタニしいたけ園の原木しいたけは「スーパーセンターオークワみえ朝日インター店」でも買い求めることができます。ただ、今のところ数量が少ないため、売り切れてしまうことも多いとか。

その他の特産品も、随時取り扱いを始める話も進んでいるそうなので、朝日町に立ち寄った際には、一度訪れてみるのもいいですね。

もし、店頭に見当たらない場合は、各生産者の連絡先まで問い合わせてみて。朝日町を訪れる予定があるなら、事前に連絡を入れておくといいかも。

生産する人たちの情熱や温もりが伝わってくるような個性豊かな商品の数々。そんな“朝日町認定特産品”から、これからも目が離せません!



※年間を通じての販売が難しかったり、季節限定、数量限定の商品もあったりするため、すぐに商品をご用意できない場合もございます。予めご了承ください。

 

朝日町特産品の取組全体への問い合わせ

【朝日町役場 産業建設課】

住所:三重郡朝日町大字小向893

TEL:059--377-5658

 

※2019年12月時点の情報です。料金等の情報が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

カテゴリー
グルメ・おみやげ 花・自然・絶景
エリア
北勢

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