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三重県立美術館で、芸術と癒しの空間を楽しもう!

掲載日:2018.10.16

三重県立美術館は、津駅から約1kmという好立地。静かで穏やかな空間で、芸術と癒しの空間を楽しめます。人気の企画展や常設展に加え、、彫刻家の「柳原義達記念館」も。フレンチレストランやミュージアムショップもあるので、ゆったりと過ごすことができますよ。

日常の喧騒から離れ、芸術と癒しの空間を求めて三重県立美術館に行ってきました!

三重県立美術館は、津駅から約1kmという好立地。津駅西口から西へのびる緩やかな坂道をのぼっていくと左手に立派なアプローチが見えてきます。
階段を上がった先に、美術館があります。

美術館に入ると大きな格子状の窓が印象的なエントランスホールがお出迎え!
開放的でありながら、どこか落ち着いた空間。美術館ならではの雰囲気を醸し出し、まるでエントランスホールそのものも美術作品のよう。
静かで穏やかな空間にいると、時間の流れがゆるやかになったように感じます。

それでは美術館の内部をご紹介しましょう。
1階には企画展示室が4室あり、2階にあがると常設展示室が3室あります。

まずは2階の常設展に行ってみます。
常設展は、美術館所蔵の6,000点もの作品から、テーマに沿ったものが選ばれて展示されています。3ヶ月にごとにテーマを変えて展示替されるとのこと。

では、取材に行った時の常設展をテーマごとに紹介していきますね。
(※2018年12月24日までの展示内容です)

~第1室「近代の洋画―フランスと日本」~

シャガール、ルノワール、モネなど、日本でも人気の画家たちの作品や、日本人画家が描いたフランスの風景、また実際にフランスで学んだ技法で描いた作品など、フランスと日本の両国にゆかりある作品が展示されています。

~第2室「土は生きている」~

素焼きの作品、表面に釉薬がかけられた作品、土の種類・産地といった素材そのものにこだわって作られた作品など、様々なスタイルの陶芸品が展示されています。

~第3室「戦後の日本美術」~

著作権の関係で写真はありませんが、戦後ならではのリアリズムに基づく作品が展示されています。
他の作品と比べて作者の意図がイメージしやすく、作者の表現力や感性が新鮮で面白く感じました。

次に、1階の企画展をご紹介します。

取材時の企画展は、「日本画大研究」。(※2018年10月14日で終了)
固いイメージがある日本画ですが、下絵・画材の展示や詳しい解説を用いて紹介されており、日本画の魅力に一歩踏み込んだ分かりやすい展示となっています。

写真の絵は、伊勢出身の女性日本画家である伊藤小坡(いとうしょうは)の作品「ふたば」。

企画展は、約1~3ヶ月毎に内容を変えて展示しており、次の企画展は「川端康成と横光利一展」。文豪ファンは必見です!!

年間の企画展スケジュールは、美術館の公式サイトでご確認ください。

三重県立美術館:展覧会・催し物のご案内

それでは次に、エントランスホール左手にある廊下を進んだところにある「柳原義達(やなぎはらよしたつ)記念館」に行ってみましょう。
ここは、2003年に三重県立美術館のリニューアル開館に合わせてオープンした展示室で、本館とはまたすこし違った雰囲気の空間が広がっています。

戦後の日本彫刻界を代表する彫刻家、柳原義達氏。
展示室Aでは、氏から寄贈を受けた彫刻やデッサン、資料の展示が行われています。

白一色の壁に銅色の彫刻が映え、より一層、作品が存在感を放っています。

展示室Bでは、定期的に特集展示がされており、取材時は「土嶋敏男(つちしまとしお)展」が開催されていました。(2018年12月2日まで)

土嶋敏男氏は三重県出身の芸術家で、主に手掛けているのは油彩画と銅版画。

魂や精神を表わす「人」と無機質な静を表わす「物」をテーマに制作されています。

柳原記念館の地下には、上品な雰囲気のフレンチレストラン「ミュゼ・ボンヴィヴァン」があります。
美術館の余韻を残しつつ、ちょっと豪華なランチのひとときはいかがですか?

ちなみに、こちらのレストランは「みえジビエ」第1号に認定されたお店。ジビエ料理をお洒落に楽しむことができますよ。

ミュゼ・ボンヴィヴァン公式サイト

観覧後はショップでお買物。

美術館ならではの作品に関連したグッズがここで手に入ります。

ミュージアムショップの手前にはファミリールームがあります。
ここは、絵本や遊具など子どもが楽しめるほか、授乳スペースもあり小さなお子さん連れの方に配慮された空間となっています。育児中のお母さんには嬉しいですね。
また、特別展開催時には託児サービスを行うこともあるので、美術館に問い合わせてみてください。

なお、美術館入り口に貸し出し用のベビーカー、車いすもあり、どなたでも美術館を楽しめるようになっています。

今までご紹介したとおり、三重県立美術館はとても落ち着いた雰囲気。

展示室の間接照明による柔らかな光は、何とも言えない居心地のよさ感じ、つい他を忘れてしまいます。

芸術に関心のある方も疎いと思われる方も、作品に触れながら自然とはちがう癒しを感じてみてはいかがでしょうか。

【三重県立美術館:基本情報】

・住所:三重県津市大谷町11番地

・電話:059-227-2100

・開館時間:午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

・休館日:月曜日、年末年始
※月曜日が休日祝日の場合は開館し、翌日休館

・観覧料
常設展示+柳原義達記念館:一般 300円、大学生200円
※高校生以下は無料
企画展:展示により異なりますので、公式サイトでご確認ください。


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博物館ミュージアム&美術館めぐり 三重県を学び楽しもう

※掲載されている情報は、2018年10月時点のものです。

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