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高田本山専修寺で特別拝観のチャンス!非公開の重要文化財の広間で会席を味わえます♪

掲載日:2017.05.15

普段は見れない国指定重要文化財を、特別に拝観! 津市の高田本山専修寺で、会席料理+特別拝観+呈茶+お琴の演奏+ありがたい法話、という贅沢な時間を過ごすプランが誕生。特別拝観を通じて、心と体が生まれ変わる、美味なる叡智をいただきましょう。

このたび、津市の高田本山 専修寺(たかだほんざん せんじゅじ)にて、一般には公開されていない国指定重要文化財「御対面所(おたいめんしょ)」で会席料理「夢告(むこく)」をいただく、特別拝観ができることになりましたので、ご紹介します。

 

高田本山 専修寺は、全国に600以上ある真宗高田派の総本山です。正式には「真宗高田派本山 専修寺」といい、「高田本山」という愛称で親しまれています。鎌倉時代の僧、親鸞聖人の教えを受け継ぐ寺院であり、親鸞聖人直筆の書などの国指定重要文化財が多数納められています。

こちらは御影堂(みえいどう)。宗祖である親鸞聖人の木像を中央の壇上に安置し、歴代上人の画像を両脇壇および両余間に敬置するお堂となっており、国の重要文化財に指定されています。725枚の畳が敷かれており、全国の現存木造建築の中でも五番目に大きなお堂です。

こちらは通天教(つうてんきょう)。御影堂と、お隣の如来堂(にょらいどう)を結ぶ廊下で、両御堂の縁側にかかっているため高床になっています。板張りで、柱間はすべて吹抜けです。夜になり灯りがともされている光景はとても幻想的です。

そんな高田本山 専修寺の象徴ともいえるのが「蓮」。敷地内では様々な種類の蓮を楽しむことができ、蓮寺としても有名です。今回の会席料理「夢告」でも、食材の主役に選んだのは「蓮」。泥の中から美しい花を咲かせる蓮は清らかさの象徴、心が洗われます。

会席料理「夢告」は、春は花、夏は緑、秋は紅葉に照る月など日本の四季を映し出す料理。三重の豊かな自然の恵みを味わうことができます。食材や季節により選び抜かれた、京都、美濃、織部、瀬戸、有田、信楽、伊賀などの美しい器で食事が頂けるのも魅力の一つ。「ゆっくりと五感で料理を味わう」、贅沢なひとときをお過ごしいただけます。

「夢告」とは、親鸞聖人が悩んだ末、京都の六角堂に籠もられた折、観音様から頂いた夢のお告げのことです。このお告げにより親鸞聖人は迷いを捨て、「お浄土の教え」に出会うことができたと言われています。

こちらが今回会席料理をいただくことができる「御対面所(おたいめんしょ)」。国指定重要文化財であり、一般には公開されていません。御対面所は本来「召見殿(しょうけんでん)」という名前でしたが、大正元年まで御法主が門信徒に対面する場所だったため御対面所と呼ばれています。

御対面所の壁面には見事な松の巨木と、和合する一対の丹頂鶴が描かれています。金箔の美しさは息をのむほどです。

今回の特別拝観で見学できるのは「御対面所」だけではありません!こちらは貴賓接待のための書院「賜春館(ししゅんかん)」。明治11年に貴賓接待用として新築された書院です。この書院が完成したころ、明治天皇行幸の”行在所(あんざいしょ)”にされることが通知されたため、それを祝って「賜春館」と命名されました。

こちらは江戸時代初期の茶室「安楽庵(あんらくあん)」。茶席は本席と略席の二棟からなり、本席である安楽庵は、主人と客席との間に太鼓張の襖を入れるなど、珍しい趣向が凝らされています。ぜひ特別拝観に参加して、間近で見学して下さい。「安楽庵」の名前の由来も興味深いですよ。

他にも、特別拝観の内容として、呈茶やお琴の演奏、高田本山 専修寺ならではの法話も予定されています。歴史と伝統を誇る国指定重要文化財で過ごす悠久の時と触れ合う特別なひとときを、ぜひお楽しみください。

【心揺るがす感動の世界で あなただけに許された たおやかな時間をお過ごしください】
特別拝観限定「蓮」会席料理 夢告―むこく― の詳細はこちら!!

高田本山専修寺:特別拝観限定会席料理「夢告」のご案内

参加費用 25,000円
1日限定20名まで
※国指定重要文化財「御対面所」での会席料理・特別拝観料・お抹茶のおもてなしが含まれています。
※国指定重要文化財「御対面所」の拝観は、特別拝観限定「蓮」会席料理夢告を申し込まれた方限定です。
※夢告は開催日の2週間前までに予約が必要です。

2017年開催日程 
春 5月27日(土)、6月13日(火)、6月23日(金)、7月1日(土)
秋 10月21日(土)、10月27日(金)、11月11日(土)、11月21日(火)

申し込み状況によりご希望に沿えない場合もありますのでご了承ください。

 お問い合わせ
高田本山 専修寺
〒514-0114
三重県津市一身田町2819番地
電話:059-232-4171
FAX:059-232-141

 公共交通機関でのアクセス
JR一身田駅から徒歩5分 
JR・近鉄津駅から「一身田」「三重病院」行きバス15分「本山前」下車すぐ

車でのアクセス
伊勢自動車道 津ICより約15分
伊勢自動車道 芸濃ICより約15分
駐車場 JR一身田駅近くに大駐車場(無料、バス可)有

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専修寺の山門を入ると正面に見えるのが御影堂(みえいどう)。専修寺では最大の建物で、全国でも屈指の大きさを誇る建物です。 中央に、宗祖親鸞聖人の木像、両脇に歴代上人画像を置く堂で、寛文6年(1666)に再建されました。正面に三間の向拝を持った入母屋造、木瓦葺の建物、外見は純和様風で簡素な感じですが、内部に入ると金襴巻の柱、極彩色の天井、丸彫の欄間など、当時の装飾技術の粋を集めたものになっています。 親鸞聖人の像を安置する宮殿(くうでん)は、棟札から元禄15年(1702)に作られたことが分かり、金箔や極彩色の彫刻で飾られた華麗な意匠が特徴的です。 国建  1棟  1961/06/07(S36) 江戸 専修寺

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御影堂(みえいどう)の西に位置し、「証拠の如来」といわれる阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)を本尊として、中央の須弥壇上に安置し、その両脇に浄土七高僧像、聖徳太子像と九字十字の名号を敬置する堂です。建立は寛延元年(1748)。 御影堂が実質上信仰の中心であるのに対して、教義上は、この堂が専修寺の本堂にあたります。 入母屋造の屋根に裳階(もこし)をつけて、2階建のような外観とし、正面の軒に唐破風が作られ、軒裏の扇形垂木や複雑な斗拱の組物など禅宗様の建築技法がふんだんに使われています。屋根の妻には左甚五郎作と伝えられる鶴の彫物がつけられています。 国建  1棟  1961/06/07(S36) 江戸 専修寺

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新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う行事等の変更について 高田本山という愛称で親しまれる当山は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の開かれた真宗の本山がおかれています。 2017年に国宝指定を受けた、国宝木造建造物で5番目の大きさを誇る御影堂と、本堂で彫刻が素晴らしい如来堂の他、東京ドーム2個分の境内に11棟の国指定重要文化財が建ち並びます。その他の国宝・重文などは宝物館にあります。 また、夏には多数の蓮の花が咲き誇ります。 歴史の授業でもご存じのように親鸞聖人は念仏弾圧のときに越後に流されました。その後の足跡をたどれば、関東を廻って京都にお帰りになっています。その関東での拠点ともいえるのが、今の栃木県真岡市高田にある本寺専修寺です。その後、本山が三重県津市一身田町に移転。今の高田本山の元になりました。 この真宗高田派本山専修寺(しんしゅうたかだはほんざんせんじゅじ)は一身田(いしんでん)の地に寺内町を形成すると共に親鸞聖人のひろめられたお念仏を今に伝えています。 創建年代:1465年

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