人気ブロガーによるリアル「みえ食旅」レポート

みえ食旅物語

寅さんの世界へようこそ、島時間がゆったり流れる「答志島」の魅力とは

by Kyah

都会を遊び尽くした人々が惹かれる、究極の癒やしをもらいに行こう

わずか20分の船旅で、時間の止まった癒やしの離島へ

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鳥羽から定期船で20分の「答志島」。たかだか20分って思うでしょ? これがね、海を渡ると時空を超えるんですよ。映画で見た寅さんの世界観が残っている生活に出逢えます。

港前の狭いエリアにグッと家が集まってて、迷路のような細い路地がその隙間をぬっている。地元のお爺お婆が港の前でおしゃべりに興じている絵は、まるでイタリアの港町のよう。

丘を歩けば、うぐいすの鳴き声がサラウンド、燕が超低空を高速で翔び回る。その原風景の中をゆったりと島のお婆が歩いている。この島では、なんてことない日常なんだろうけど、日本人の大人なら、DNAがザワザワするものを感じるはず。

離島らしさ満載の「ロンク食堂」で地元の味に舌鼓

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答志港の路地裏にある「ロンク食堂」。島の食堂らしく、まるで誰かの家にあがりこんだかのような日常感。島の旬の味を愉しめる刺身定食がオススメ。刺身はもちろん、めかぶ、カタクチイワシ、魚のフライなど派手さはないが旬の味を土地の調理法でいただくことができる。めかぶがたくさん入った伊勢うどんも答志島らしいシグニチャーメニュー。

ロンク食堂
住所:三重県鳥羽市答志町288
電話:0599-37-2167

島料理と温泉が両方愉しめる、欲張りな貴方のための「波音の宿 中村屋」

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答志島で唯一温泉をもつ旅飯「中村屋」、旅飯と敢えて書くように食に力を入れている旅館だ。

答志島は、答志港と和具港の2つがあり、「中村屋」は和具港から歩いて5分程度。高台の宿は全室オーシャンビュー。湾を見下ろす露天風呂が心地よく、到着時、夕食後、朝の散策後と滞在中は3度も入ってしまった。

ウッドデッキの屋上は慌ただしい日常の疲れを流してくれる隠れたヒーリングスポット。

波音の宿 中村屋
住所:三重県鳥羽市答志町2137-3
電話:0599-37-2065
http://www.toba-nakamuraya.com/

美食家を唸らす伊勢海老づくし・鮑づくし

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「中村屋」自慢の島料理、答志島で獲れた海の幸をいただける。実は答志島は伊勢志摩で一番の漁獲量を誇る漁師の町なんですね。料理長が目利きをした旬で新鮮な魚介をシンプルな調理でいただけるのが醍醐味。

伊勢海老のコースは、刺身、焼き、蒸物、天ぷら、蒸しご飯と怒涛の伊勢海老攻め。鮑のコースも、刺身、残酷焼き、鮑入り茶碗蒸し、蒸しご飯と同じく至極の鮑づくし。

ワカメやメバルの煮つけなど、脇を固めるメニューも美味で、島ならではの食体験を堪能できる。

デザインされた空間から望む答志島の絶景を愉しもう

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日本では珍しい、デザイン性の高いウッドデッキから眺望を楽しめる「ブルーフィールド」「レイフィールド」、答志島の中でも、選りすぐりの絶景ポイントに作られたもの。

シーフロントの「ブルーフィールド」は、正三角形のウッドデッキで、三角形の頂点に立つと海に向かって広がっていく感覚を、より増幅させてくれる仕掛けとなっている。風の抜けもよく、季節がよければここでの昼寝は最高の時間となる。こちらは絶好のサンライズのスポット。

一方の「レイフィールド」は天望山の山頂にあり、より立体的な作り。鳥羽湾から太平洋までパノラミックな景観を愉しむことができる。ポイントは柵のない開放感。こちらはサンセットに適したスポット。

どちらも開放感あふれる空間なので、ビール持参でのんびりしに行くことをオススメしたい。ゴミの持ち帰りはお忘れなく。

歴史マニア垂涎、九鬼嘉隆由来の地を歩く

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織田信長の鉄甲船をご存知だろうか? 当時としてはめずらしい鉄板を周囲に張り巡らせた船で、戦国時代に毛利水軍を破ったことでも有名。その鉄甲船の発案主が九鬼水軍を率いていた九鬼嘉隆。その九鬼嘉隆が最期を遂げた場所、実は答志島なんです。家を残すために東軍と西軍に別れて戦った九鬼親子、西軍についた九鬼嘉隆は家を守るために答志島で自害を果たす。和具港近くの眺めのいい丘の上に、首を葬った首塚が建てられている。

Kyah

鳥羽(答志島)東紀州

リュクスな大人の食と旅を提案するブログ『漢(オトコ)の粋』の著者。年間の外食件数は400回、旅行は25回と、豊富な実体験を元に独自の価値観で描かれる世界観が多数の読者から支持を得ている。キャセイパシフィックの「香港スタイル」や東京カレンダーに執筆中のライターであり、フォトグラファー、PRプランナーなど幅広い分野で活躍。人生の”色気”を追求する平成の傾奇者。

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