人気ブロガーによるリアル「みえ食旅」レポート

みえ食旅物語

北勢の歴史を紐解きながらめぐる、人情とB級グルメの旅。

by Ikuko

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三重県。と言うと、伊勢神宮がある伊勢志摩エリアが一番有名。私も、先月お伊勢参り に行ってきたばかりで、さらに、5月には伊勢志摩サミットが行われ、一気に賢島の知名度が上がりましたが、それ以外、何があるの?と言われると、実はあまり知られていなかったりもします。
今回訪れたのは、三重県の北部で、名古屋に近い、四日市・鈴鹿市・亀山市・桑名市の”北勢エリア”。 
関東圏から一番アクセスの良い場所なので、一泊二日の日程で手軽に回れる上に、日本酒の造り酒屋も多いと聞き、新しい発見をしに行ってきました。

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名古屋まではもちろん新幹線であっという間。 そこから近鉄特急で30分乗れば、もう四日市市に到着します。レトロな感じの特急は二階建てのメゾネットの様な作り、車窓にはだんだんと緑が増えはじめるし、こんな風に旅先で乗る電車は、なんだかワクワクしてしまうものです。

あの”ザク”はどっち?問題が解決。『清水清三郎商店』

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まず初めに赴いたのは、『清水清三郎商店』 最近人気が急上昇している日本酒 ”作(ざく)”の蔵元へお邪魔してきました。住所的には鈴鹿市になります。実は、旨酒(うまさけ)は”鈴鹿”にかかる枕詞となってる位に、この地、鈴鹿は古来より酒造りが盛んな地域。また、水が良い事でも知られ、なんと水道水で仕込みを行っているとの事を知り大変ビックリしました!(水道水と言っても地下水を取水源としています)またこちらの蔵元はチャレンジ精神旺盛な事でも知られており、ボトルデザインやラインナップにおいても、鈴鹿の伝統工芸である、「鈴鹿墨」と「伊勢型紙」を生かした展開をしており、地元への自信をうかがい知ることが出来ます。ちなみに、作=ガンダムの”ザク”なのでは?と言う噂。これは商品の名前の方が先との事。(ガンダム由来じゃなかったよ)でも、流行にのって赤いボトルやプロトタイプを作成したり、日々新しい事にチャレンジされているところが、かなり素敵!元々のポテンシャルが非常に高いからこそ、こういった遊びが出来るのでしょうね!!! 麹を大切に伝統を守りつつも、年間を通しての酒造りをしたりと、お話を聞いているだけで楽しくなる酒蔵でした。 購入は東京の方が手に入りやすいとの事でしたので、帰ったら探してみようと思っています。

清水清三郎商店株式会社
住所 三重県鈴鹿市若松東3-9-33
電話 059-385-0011

ドライブしながらB級グルメ!『亀八食堂』 味噌焼きうどん

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つづいて、お昼に向かったのは『亀八食堂』。次への移動中に立ち寄ってみました。なんでもトラック運転手に人気のB級グルメ”味噌焼きうどん”が頂けるとの事!地元の人が食べている物って、気になるし食べたくなります。 実際食べてみると、焼肉の後の〆うどんと言った風情。これは男子は絶対に好きでしょ!!野菜もたっぷり入るので意外とヘルシーでした。

亀八食堂
住所 三重県亀山市布気町1799
営業時間 11時00分~22時30分
電話 0595-82-0828

瞬時に江戸時代にタイムスリップ!街並みがあまりにも素晴らしかった『関宿』

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エリア内に立ち入った瞬間に江戸時代にタイムスリップ出来たらこういう事なんだな!と。今まで何度か街並みを保存している地域へ行ったことがありますが「関宿」は規模が違いました。東海道五十三次の47番目の宿場で、江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町家が200棟以上も現存し、国の重要伝統的建造物群保存地区となっています。何より素晴らしいのは ”人々は普通に暮らしていること” 真ん中の道は自動車も通るし、資料館やライブハウスなどにもなっているところもあり、殆どはリアルに誰かのお家。残そうとして残したのではなく、気が付いたら残っていた。と仰っていたのが非常に印象的でした。(かなりフォトジェニックな街ですよ!)

関宿
住所 亀山市関町木崎、中町、新所
電話 0595-97-8877(亀山市観光協会)

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日本最古の地蔵菩薩を本尊とする「関地蔵院」。東海道の中で唯一街道に面したお寺で、関宿に関する歴史資料を保存公開する「関まちなみ資料館」など、内部に入っての見学も可能。これがまた、映画のセットと思ってしまう位きっちり残されています。宿場で使っていた食器もそのまま今でも使えそうな保存状態の良さ。これはじっくり時間をかけてみて回りたいですね。

関まちなみ資料館
住所 三重県亀山市関町中町482
電話 0595-96-2404

370年変わらぬレシピで歴史を受け継ぐ銘菓『関の戸』

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歩き回った後は、朝廷に献上もされていた銘菓「関の戸」を頂きながらの休憩タイム。 「深川屋」は創業370年の老舗で、お菓子のレシピも江戸時代の物を継承しています。赤小豆のこし餡をぎゅうひ餅で包み、阿波特産の「和三盆」をまぶした、一口大の餅菓子は、暑さで失われたエネルギーを補給できます。 そこで何気なく置いてある手紙に目が留まる。。。。えっと、、江戸時代の御所からの手紙?!(上皇からお手紙)これって本来ならば博物館級の代物ではないのかな~(汗)。改めて「関宿の方たちにとってはこれが日常」と思うばかりでした。

東海道関宿銘菓 関の戸 深川屋
住所 三重県亀山市関町中町387
電話 0595-96-0008

可愛らしい椿に恋の願掛け『椿大神社』

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伊勢神宮の次に人気がある神社。縁結びとしとしても有名な『椿大神社』へ向かいます。猿田彦大神を祀る神社の総本宮。(芸能の神様でもあります)地元の方は”椿さん”と呼んで親しんでいます。一歩中に足を踏み入れると鬱蒼と茂る木々に圧倒。伊勢神宮の時も感じた事ですが、この山自体の雰囲気が、関東の物とは全く違っているのですよね。スッと背筋が伸びる気がしました。この椿大神社で、ぜひとも手に取って欲しいのが ”御朱印帳” こんなの見たことありません!!!手塚治虫とのコラボ御朱印帳なのです。持っていたら見せびらかしたくなってしまいそうです。

椿大神社
住所 三重県鈴鹿市山本町1871
電話 059-371-1515

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恋愛成就にはこちら猿田彦大神の妻・天之鈿女命がお祀りされている「別宮・椿岸神社」へお参りして下さいね。椿柄の絵馬も可愛らしいですよ。そして、近年のパワースポットブームで、一気に来訪者が増えたのが「かなえ滝」。何でも滝の画像を携帯の待受にすると恋が成就するとかで、皆さん携帯で撮影して待受にするんですって!私も一枚パチリ♪ この日は雨の後で増水しているから、恋のパワーも2倍3倍になっていたかも知れません。

(椿大神社内)別宮/椿岸神社、かなえ滝

女子一人旅で居酒屋デビュー!『大衆酒場「ゑびす」』地元の方と触れ合うならこういう所!!

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この後は、四日市駅に戻ってチェックイン。さてどこで夕食を?と探し、地元で評判の居酒屋さん 大衆酒場「ゑびす」に行ってみたのが、運命の結びつき! まず、本日見学した”作”を発見!!もちろんオーダーします。そして、関東では珍しい大アサリや野菜の煮物なども、とても美味しくて、ついつい杯が進む進む。しかも、カウンターのみの、こじんまりしたお店故、お隣さん同士仲良くなり、料理をシェアしてもらったり♪ 明日行く予定をしていた桑名の情報などもお聞きしメモしまくり。最後は集合写真まで撮ってしまいました。しかも、食事の後には、三重の特にこの北勢エリアの地酒を集めている BARダブルファンタジーにも顔を出し日本酒三昧。こうしてかなり楽しい四日市ナイトが更けて行きました。 一人旅ってこんな旅先での一期一会の出会いが何より醍醐味だと思います。

大衆酒場「ゑびす」
住所 三重県四日市市諏訪栄町8-11
営業時間 16:00~22:00(L.O 21:30)日曜・祝日定休

BARダブルファンタジー
住所 三重県四日市市西浦1丁目7-4祇園ハイツ5番街1-2
営業時間 18:00~深夜 (日曜日は13:00~深夜) 木曜定休

三重の欲しい物は全部ここでget!『じばさん三重』

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翌朝、四日市から移動する前に何かお土産でも。と訪れてみたのは「じばさん三重」 。いわゆる物産展的な所なのですが、駅近で買いたい物が全部そろっているのでとても便利。こんな素敵な伊勢型紙のしおりも発見。普段東京でもアンテナショップ巡りが大好きな私には宝の山に見えるショップでした。

じばさん三重
住所 三重県四日市市安島1−3−18
電話 059-353-8100
営業時間 10時00分~18時00分

四日市に来たら狙いたい絶品ランチは”トンテキ” 発祥の地『まつもと来来憲』を訪れる。

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ランチは四日市と来たら「トンテキ」でしょう。初めて食べるので、まずは発祥の店に行ってみようかと「まつもとの来来憲」へ。 本当にビックサイズなのですね。250gもあるらしく、私にはちょっと多すぎたかも。でも旅の名物は食べておかないと~!!と頑張りました。味はお店それぞれ違うらしいので、何件か行って自分好みのトンテキを探すのも良いかもしれません。

まつもとの来来憲
住所 三重県四日市市松本2丁目7−24
電話 059-353-0748
営業時間 11時00分~14時00分, 17時00分~20時00分

女子旅ならばキュート博物館とカフェ巡り。萬古焼の歴史を感じるナチュラルCafé併設!

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お洒落Café巡りももちろん欠かせません。食後のデザートを頂きに「BANKO archive design museum」に向かいます。こちらは四日市の焼き物である”萬古焼”を、江戸期以降の色や形、デザインに特化しアーカイブする小さなミュージアム。展示物は少なめですけれど、昭和初期の海外輸出用のデザインなどが置いてあり、むしろ今これ発売してくれませんか?的にかなり可愛い。そしてお目当てだった併設のカフェ。明るくウッディ―な店内は女子ウケ間違いない空間です。そこで丁寧に煎れられたフレーバーティーとチーズケーキを頂いて一息つき、次の目的地「桑名」の計画を練ります。

BANKO archive design museum
住所 三重県四日市市京町2-13-1F
電話 059-324-7956
開館時間 11:00-18:00
休館日 火水

和洋のコントラストが冴えるフォトジェニックな洋館『六華苑』

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桑名への移動は、電車で20分もあれば到着。名古屋方面に戻る形になるので、例えば伊勢志摩方面からでも、帰りがけにちょっと寄る事も出来そうですね。

最初に向かったのは「六華苑」。鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家コンドル設計による洋館と、池泉回遊式庭園を持つ和風建築の二つが楽しめるスポット。この洋館のブルーの色合いが本当に綺麗で、自分でも写真に収めてみたいと思っていた場所でした。外に中にと、どの角度でも絵になる被写体で、カメラ女子だったら、ここには何時間でも居られると思います。六華苑の面白い所は、洋館と純和風がくっついている事。渡り廊下や離れでは無く、見事に一体化しているのです。中を歩いても急に世界観が変わるんです。是非、体験して下さい。
途中花嫁さんの撮影にも出くわし、私も一枚パチリ!こんな所で前撮り出来たら素敵な思い出として残りますよね!!幸せのおすそ分けいただきました。

六華苑
住所 三重県桑名市桑名663−5
電話 0594-24-4466

東海道における唯一の海上路。伊勢神宮の鳥居がそのまま使われている『七里の渡し跡』

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六華苑から歩いて向かったのは「七里の渡し跡」。こちらは東海道における唯一の海上路でした。その重要性から、伊勢神宮/宇治橋 の鳥居が遷宮ごとに、こちらへ設置されています。因みに今の物は昨年設置されたばかり。表面を一枚削って持ってくるので、ほぼ新品に見えるらしいです。
と言うかですね。神宮正殿の棟持柱で20年-宇治橋の鳥居で20年-ここで20年。きっとこの後も御用材として巡り巡る木の一生。育った年月と同じ位、木材として生きて行くのかもしれませんね。以前見学で訪れた 加子母の神宮美林(伊勢神宮の木材を育てている森) 、あの森が蓄えていたとてつもないパワーに今更ながら驚かされます。苗木から数え、この鳥居になるまでの年月は数100年単位。この場にあるのは鳥居だけなので、若干地味ではあるものの、バックボーンを知ると感無量。

七里の渡し跡
住所 三重県桑名市東船場町
電話 0594-21-5416

女子旅の締めくくりは少しランクUPで上品に!桑名のハマグリを会席と一緒に頂ける『丁子屋』

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旅の最後は、桑名のハマグリ。ちょっと珍しいフライを出す定食屋さんなど、気軽に食べられるお店も数件あったのですが、地元桑名産のハマグリを使っていて、会席と一緒にハマグリを食べる事が出来る「丁子屋」へ行ってみる事にしました。

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しっぽりした個室で、和会席にハマグリが組み込まれた ”手おけ焼きハマ御膳” を楽しみます。冷めないうちに 先ずは 焼きハマグリをパクリ。丁度旬の時期に当たりプリプリとはち切れそうな姿。つづいて酒蒸し、こちらの方がよりハマグリのプリプリ感が味わえます。ハマグリ自体も思う存分楽しめましたが、和会席自体も目に美しく丁寧な作りでした。駆け足旅の最後に少し落ち着いてお食事を取ると、旅自体がグッと引き締まりました。

丁子屋
住所 三重県桑名市寿町3丁目
電話 0594-22-6868

Ikuko

北勢

ブロガー、フードアナリスト。ぐるなび「メシコレ」キュレーター、Google+ごちそうフォト公式ブロガー、Googleシティーエキスパート東京担当を歴任。写真を中心としたスタイルで、一眼レフからスマートフォンまでを駆使し、常に自分らしい視点で情報発信している。

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