倭姫命と斎王の歴史をたどる旅

今から2,000年以上前、天照大神を祀るふさわしい場所を探す旅をして、現在の伊勢神宮を創建したと言われているのが倭姫命(やまとひめのみこと)です。第11代天皇・垂仁天皇の皇女である彼女の足跡を辿るとともに、斎王が住んでいた都・斎宮の歴史を学ぶモデルコースです。
- エリア
- 中南勢
- シーズン
- 春、夏、秋、冬
- 日程
- 日帰り
- 交通手段
- 車
瀧原宮 【伊勢神宮 別宮】
瀧原宮、瀧原並宮とも天照大御神の御魂をお祀りし、古くから「遙宮」として崇敬を集めています。瀧原宮は二つの別宮が並立しており、また御船倉を有するなど他の別宮と異なる点が多々あります。
神域内の樹齢数百年を越える杉の木立に囲まれた参道と谷水の流れを利用した御手洗場は内宮を連想させ、神代の昔に誘います。
お参りは瀧原宮、瀧原並宮の順にされるのが一般的です。
カケチカラ発祥記念碑
一羽の真名鶴が根は一株で八握穂に茂っている稲を示し、倭姫命がそれを大神に捧げたという伝説があり、懸税(かけちから)/毎年10月に伊勢神宮で行われる神嘗祭で内垣に掛けられる稲束)の発祥の地とされ、記念碑が建てられています
いつきのみや歴史体験館
斎宮が最も栄えた平安時代の体験ができます。建物は平安時代の貴族の屋敷「寝殿造」をモデルにしており、当時の建築技術を活かし、部材の組み立てに釘を使用していません。
館内では、当時の年中行事や技術・文化を学べる体験講座のほか、十二単・直衣の試着体験も実施しています。また、盤双六や貝覆いなど、古代の遊びも体験することができます。
斎宮歴史博物館
国指定史跡斎宮跡の一角に建つ県立の博物館。斎宮の歴史を紹介するため、伊勢神宮に使えた未婚の皇女・斎王(さいおう)の役割や、当時の斎宮の様子などを資料や模型、映像を使って分かりやすく紹介しています。
常設展だけでなく、特別展も随時開催しています。
さいくう平安の杜
史跡斎宮跡に三棟の平安時代の建物「斎宮寮庁」が復元されました。古代建築の魅力を伝え、いにしえの斎宮の姿を再現しています。
斎宮の役所「斎宮寮(さいくうりょう)」の長官のもと、儀式や饗宴に使用されたと考えられる三棟の建物があります。その背景には、平安時代の古代建築の世界が広がります。
倭姫宮 【伊勢神宮 別宮】
倭姫宮は、内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中ほどの倉田山に鎮座し、倭姫命をお祀りしています。緑のあざやかな倉田山の西側には、神宮徴古館・農業館、美術館、神宮文庫等があり、この辺りを「倭姫文化の森」といいます。
春(5月5日)と秋(11月5日)の例大祭で有名。
ルートマップ
- 1.瀧原宮 【伊勢神宮 別宮】
- 2.カケチカラ発祥記念碑
- 3.いつきのみや歴史体験館
- 4.斎宮歴史博物館
- 5. さいくう平安の杜
- 6.尾野湊御禊場跡
- 7.倭姫宮 【伊勢神宮 別宮】