三重の文学
伊良子清白の情景
海をうたう医師、伊良子清白の詞風景。
伊良子清白の詩『安乗(あのり)の稚児』は、嵐に見舞われた志摩安乗の光景をうたった作品。作者は、鳥羽市小浜町の漁村で23年近くも医師として暮らしている。揺れる木々と荒れる海。それを恐れもせず、籠の中で微笑む稚児・・・。志摩の海は、清白の創造力をかり立てる魅力にあふれていたのである。
作品紹介
[安乗の稚児]
明治詩史に残る詩集『孔雀船』の中の一篇。志摩の小さな漁村の情景を、5連の詩で想像力ゆたかに表現している。安乗[志摩市]
安乗岬には芝生の美しい安乗岬公園、映画「喜びも悲しみも幾年月」のモデルになった四角形の灯台がある。
近鉄鵜方駅からバス安乗口下車
- 伊賀エリア
- 松尾芭蕉の謎【伊賀】
- 江戸川乱歩の残像【名張】
- 横光利一の想い【伊賀】
- 北勢エリア
- 泉鏡花の洒落【桑名】
- 志賀直哉の憂鬱【湯の山温泉】
- 五木寛之の愛慕【鈴鹿】
- 中勢エリア
- 清少納言の憩【榊原温泉】
- 湯川秀樹の青春【津】
- 丹羽文雄の郷愁【一身田】
- 松阪エリア
- 本居宣長の才【松阪】
- 梶井基次郎の風情【松阪】
- 小津安二郎の遠景【飯南】
- 伊勢志摩エリア
- 三島由紀夫の陽光【神島】
- 田山花袋の驚嘆【南島】
- 江戸川乱歩の楽園【鳥羽】
- 壺井栄の念願【的矢】
- 伊良子清白の情景【志摩】
- 東紀州エリア
- 佐藤春夫の伝奇【紀伊長島】
- 井上靖の叙情【鬼ヶ城】
- 中上健次の探訪【熊野】

