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伊勢志摩随一の絶景を謳う「石鏡第一ホテル 神倶良」は、 太平洋と初代ゴジラの舞台など見どころ満載!

掲載日:2021.03.31

石鏡(いじか)と聞いてピンときたアナタ、もしかして怪獣マニアですか? 実は、1954年公開の映画「ゴジラ」の第一作で、ヤツが初上陸した場所こそが、ここ三重県鳥羽市石鏡なのです。今回は、劇中に登場した海岸を、今もそのまま眺められる石鏡第一ホテル 神倶良の多彩な魅力を探ってきました。伊勢志摩地区でも有数の眺望をはじめ、個性的な客室、露天風呂、そしてお料理…全部揃っています!

鳥羽市の中心街から車で20分ほどにある石鏡町。坂道を登って登って(クルマですけど)、石鏡第一ホテル 神倶良に到着!
鳥羽エリアで、おそらくいちばんの高台にあるというだけに、『そびえる』という表現がふさわしいかも。
スタッフの方にうかがったところ、ホテルのフロント階で、およそ海抜100mだそうです。

フロントでチェックインを済ませて、後ろを振り返ると、目に飛び込んでくるのがこの光景!
ロビー&ラウンジの窓は、継ぎ目の目立たない、ほぼ一枚ガラスになっていて、太平洋の大海原が、眼前にドーーンと広がります。しかも標高が高いから、さえぎるものがほとんどありません! 最高のお出迎えをしていただきました。

まずは、特徴的な客室からご紹介しましょう。

本館には、温泉露天風呂付客室「波夢良(ナブラ)」が8室。そのうち5部屋が、いかにも個性的。アジアンテイストをコンセプトとしたデザイナーズ客室で、これは、バリ島が大好きなオーナーの発案だとか。

まずお部屋の名前がおもしろい! Satu(サトゥー)、Dua(ドゥーア)、Tiga(ティガ)、Lima(リマ)。すべてインドネシア語の数を表わす言葉で、順に、1、2、3、4、5の意味です。

海側のオーシャンビューのお部屋、ドゥーアの室内がこちら。

木製のベッドの周りを、籐や竹を使ったインテリアでまとめたベッドルームは、東南アジアのリゾートを思わせます。

この民芸品のようなオブジェも、実はハンガー。
海に面したリビングは畳敷きで、ゴロンとくつろげるのもうれしい。

温泉露天風呂は、外壁からは引っ込んだ構造なので、多少雨が降っても大丈夫。お湯につかりながら、どこまでも続く水平線を眺めていられます。
ところで、湯口の上にいるゾウみたいなのは何? 

これは、インドの神様ガネーシャ。バリ島はヒンドゥー教徒が多いから、不思議じゃないんですって。ちなみに、これはオーナーのコレクションだそうです。
お風呂の洗い場(シャワーブース)は室内なので、寒い時期も快適に使えます。

オーシャンビューとフォレストビュー、両方楽しめるのが山側のお部屋。

ウンパは、天蓋つきベッドがなんともラグジュアリー。アジアンなインテリアがリゾート気分を演出して、女性に人気なのもうなずけます。

お風呂のあるテラスデッキからの眺めも魅力的。緑の山並みに気分も落ち着きます。左手の奥には太平洋、右手のはるか奥には神宮の森を望み、清々しい気分に。

ウンパのお風呂の湯口の奥には、小さな石の仏様が。
バリ島には、ヒンドゥー教だけでなく仏教も伝えられているので、これも不思議ではないんです。ちなみに、この仏像もオーナーのコレクション。

グループで海側と山側のお部屋に連泊して、一泊ごとにお部屋を交替すればどちらの魅力も楽しめて最高ですよね。

本館3階に昨年できたばかりの、温泉露天風呂付き洋室は、肌触りの良い陶器製浴槽。24時間湧き出すお湯は、身体にやさしい美肌の湯「榊原温泉」。思い立った時いつでも女磨き(男磨きも)できます。

お部屋の中はこんな感じ。

間接照明の穏やかな光がこぼれ、木の質感を活かした、シンプルで落ち着いた空間。昼間の疲れをやさしく癒してくれそう。

全室オーシャンビューの東館にやってきました。
7階は、ホテルの中で最も高い場所。海抜およそ130mから眺める絶景に、テンションが上がります!

最も海側にある角部屋は、特別室。その名も「天上」!
ツインベッドルーム+12.5畳の和室で、宿泊は8人までOKなので、家族やグループ旅行や、いろんな利用の仕方が思い浮かびませんか? 

ベッドルームではまるで海に囲まれているような気分に。太平洋から昇る朝日が神々しく輝きます!

そして、“マニア”の方にはたまらない絶景がこれ! 初代ゴジラが海に帰ったシーンで映し出された海岸です。

今も当時(70年近く前)と、ほとんど変わらないままの姿を見せてくれます。

自慢の眺望を楽しんでもらおうと、用意された絶景ラウンジ ランギットテラスから見える景色はまさに“神空”。
ランギット(Langit)は、インドネシア語で、「空・星空、天国」の意味で、つまり星空を愛でるためのテラスなんですね。
開放感たっぷりなので、海外からのお客さんが昼間ずっと読書していたり、夜のロマンティックな雰囲気のときには、ここでプロポーズする人もいるんですって。

露天風呂はもとより、屋内にあるお風呂すべてがオーシャンビューなのは、さすが鳥羽いちばんの高台ホテル。
露天風呂「希望の湯」「夢の湯」はともに、屋根がついているので、お天気は気にせず入れます。「夢の湯」のジャグジーなんて、気持ち良すぎて時間を忘れてしまいそう。

貸切風呂の「なごみの湯」「きずなの湯(ジャグジー)」、露天風呂、大浴場、温泉露天風呂付客室のお湯は、すべて「榊原温泉」です。
泉質は、アルカリ性単純温泉。お肌すべすべになる美肌の湯として有名ですが、リウマチや運動器障害・神経症・疲労回復など効能はいろいろ。海辺の絶景ホテルでの湯治なんていうのもいいですね。

お待ちかねのお食事は、見て感動、食べて感激! 料理長渾身の創作料理です。
こだわりの食材は、とれたての海の幸。ホテルからすぐそこに見える石鏡漁港で水揚げされた旬素材を、女将さんが目利きしてきるんですから間違いありません。

お食事は、夕食も朝食(バイキング)も、ダイニング「波音(ハノン)」でいただくのですが、東館に宿泊すると、部屋食をお願いすることも可能だそうです。子ども連れの方や、ほかの宿泊客との接触が気になる方には、東館がおすすめです。

不思議なことに、ダイニング波音の大きな窓際には、海側を向けて椅子が並んでいました。
「ここで『朝日の拝観』を開催してるんです」と説明してくださったのは、支配人の岡澤一伸さん。「日の出を見て、トンビに餌付けして、朝食へという方が多いんです」。

??? トンビに餌付けって、なんだろう?

「毎朝7時10分に、3階の『絆の鐘』のあるテラスから、お刺身をほうり上げると、トンビが飛んできて上手にキャッチするんです。20~30羽は集まります。子どもから大人まで皆さん盛り上がって、喜んでいただいてます」と岡澤さん。
これが目的という方もいるそうで、「インバウンドのお客様は、トンビから知っていただけたのか、チェックインの時『トンビどこ?』って尋ねられる方が多かったですね。その後『サンライズ、サンライズ!』っていう方が増えてきました」。

説明する順番が逆になっちゃいましたが、『絆の鐘』とは、これを鳴らすと、家族や友人、そして愛する人との絆が深まるという幸せを呼ぶ鐘。この鐘があるテラスもサンライズスポットなんです。
鐘の向こうには、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台の神島が見えているのですが、空気が澄んだ天気の良い日には、なんと富士山も見える! 太平洋の絶景は、大海原だけじゃなかったんですね!
名称

石鏡第一ホテル 神倶良

住所
鳥羽市石鏡町338-5
電話番号

0599-32-5301

営業時間

チェックイン15時、チェックアウト10時

駐車場

60台

公共交通機関でのアクセス

JR・近鉄鳥羽駅から車25分(送迎有・要予約)

車でのアクセス

伊勢二見鳥羽ライン鳥羽方向終点より35分

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